中村:
今日はですね、元国士館高校の同窓会の事務局長をずっとされていた
大西貫也様にスタジオにお越しいただいております
本日はどうもよろしくお願いします
大西様:
はい、こちらこそよろしくお願いします
中村:
大西先生と会うのも久しぶりなんですけどね
大西様:
本当ですね
中村:
今は?
大西様:
今はね、これは仕事じゃないけどもね
ボランティアで日本弁論連盟という組織がありましてね
これはいわゆる文部科学大臣杯、全国青年弁論大会っていうのをね
もうずっとやって、今年64回目が終わったところなんですよ
これ今年は品川で、去年は京都の立命館でやったりね
結局もう全国を回ってきているという仕事っていうかね
そういう15歳から40歳まで出られる、そういう弁論大会なんですよ
もうこの弁論大会も長くされてるんですよ
弁論連盟にて事務局長を今されているんですよね
今私は事務局長をやって、ちょうど10年ぐらいになりますかね
中村:
同窓会の方も長くされてますよね
大西様:
うん 同窓会はね、もう…
中村:
今理事なんですか?
大西様:
もう今は幹事になってるけども、副会長もやったりね、理事もやったりね
中村:
そうそう、副会長もやってましたよね
大西様:
そうそうそう、やってる まぁ、結局同窓会自体はやはりなかなかね
難しい一面が沢山、やっぱりね、要素が沢山
中村:
そうですね、大きいですからね、組織が
大西様:
そうですね
同窓会活動のようなボランティア活動を続けられるモチベーションは?
中村:
そういう組織をまとめる同窓会にしろ、こういった弁論連盟みたいな
任意団体みたいなのもありますよね
そういうものをボランティアで一生懸命働いておられる
そういう仕事をするっていうのはどういう?
なかなかできるものじゃない、どういうモチベーションなんですかね?
そういうのっていうのは
大西様:
まぁね、それはひとつはやっぱりね
人が喜ぶっていうのはすごく大事なんですよね
で、人がやっぱり喜ぶっていうのはみんなでなんかやって
ひとつの形が出来上がっていくっていうのはね
やはり人間が生きていくうえにおいて
大変重要な要素がそこには含まれるわけですよね
特に会社組織ではなくて、特に同窓会のような母校を中心にして
なかなかみんな母校に対する意識っていうのは
みんなそれちょっと温度差があるわけですよね
中村:
そうですよね、それぞれですからね
大西様:
そうなんですよ ですから、同じ卒業したんだけども
母校に対する気持ちっていうのはね、やはりすごい距離があったりね
すごい近くに持ってる人もいるしね、いろんなことがあるわけですよね
そういうのをまとめるっていうのはね、結構骨が折れますね
中村:
だから、結局やっても先生、こういう連盟の事務局長にしても
その同窓会にしても、先生いろんなことをされてますけども
別に仕事でもないお金をもらうわけでもなくて、立役者っていうか
裏方じゃないですか
大西様:
そうですね、裏方
だからね、この裏方っていうのはね…
中村:
そう、裏方 よく裏方をずっと…
会社だったら社長がいたりまとめるとかいうんだったら別に
社長だからっていう承認があるけれども、ないじゃないですか
こういうのの裏方をずっとされるのっていうのは
大西様:
だからね、この裏方っていうのはひとつはね
組織が動くためにはね
何と何と何が必要かということがやっぱりあるわけですね
それをね、上手に動かしていくということで大きなものがごーっと
こう、動いていくわけですよね
だから特にね、私の場合は母校の国士館の同窓会をやる時には
最初は全く形がなかったわけですよ
半年かけて同窓会を作らなきゃいけないと
同窓会が無い状態から同窓会を作った
中村:
なかったんですか?
大西様:
ゼロですよ、ないんですよ
中村:
え?そうなんですか?国士館高校で?
大西様:
そうそうそう
中村:
あ、そうだったんですか?
大西様:
もう今ね、ちょうど27~28年ぐらいきてるんだけども
その前はないわけですよ
どうして同窓会を作らなきゃいけないことになったかっていったらね
野球部が甲子園に行ったんですよ、初めて東京で
その時にね、同窓会がないんですよ
で、どうするのよ?と 寄付を集めなきゃいけないから
中村:
そうですね
大西様:
で、もうわかってるだけで発送してお金も集めたけど
やっぱり同窓会ないとだめだよね、ということになって私が中心になって
頭はね、別の人がやって私はもう下の事務局をやるということで
それでそれはまとめるのにね、下固めするのにやっぱり半年ぐらいかかって
がたがたやって、発足したわけですね
中村:
私立の学校っていろいろ、例えば学校側にお偉いさんとか
いろんなものがあるじゃないですか
そこらへんはいろんなご意見がありますよね?
大西様:
ありますよ 特にうちの国士館っていうのはね
どっちかって言うと特殊ではないけども、少し色の濃い学校だからね
中村:
そうですよね、たぶんいろいろあったと
そこをどう?難しいですよね
大西様:
いやいや本当にね、そういう意味ではね
当時はね、我々が育った時は学ランの制服なわけですよ
で、今はもうブレザーになったわけでしょ、しかも女子がいるわけでしょ
そしたらもうね、油と水ぐらい距離があるわけですよ、考え方の
学校としての考え方も時代とともに変化していく
中村:
もう校風が変わっちゃってますよね
大西様:
そう、校風が変わっちゃってるから
だから卒業生のね、古い卒業生に言わせるとね
「もう今は俺のいた時の学校じゃない」と、そういう風に言う人もいるしね
だから中には「よかったよ」と そういうふうになってね
世の中にずっと受け入れられてね
いい学校になったからよかったんじゃないの?って言う人もいますしね
それはまぁいろんな言い方があって、いろんな角度でものを見ていくからね
それから普通の学校っていうのは語弊があるけれども
一般的な学校ですとずっとそのまんま上がってくるわけですよね
変化がないっていうか、大きな変化がないわけですよ
ところが、うちみたいに制服は変わるは男女共学になるわね
中村:
なるほど、元々男子校ですもんね
大西様:
元々バリバリの男子校だから余計にね、そういう色があるもんですからね
ですから、いまだにちょっと問題なのはね
同窓会の総会っていうか、やってもね、なかなか若い人が来ないっていう
そういう悩みはやっぱりいまだにあるわけですよね
だから要するに平成会と昭和会を別々にするかというようなね
そういう話もあるぐらい
で、今は女子もなかなか参加しないから
女子もね、もうだいたい2000人ぐらい卒業したんですよ
だけども、そういう同窓会に来るかっていったら来ないから
今うちではね、女子会を作ろうということで
女子だけが集まってわぁわぁ言えるようなね、そういう会を作ろうと
中村:
女子会 いいですね、そういうの
大西様:
そうそう、それを今3年ぐらい前からやりかけてね、こうやって
実は今年もやろうとしたんだけど
たまたまその日がね、台風19号が来ちゃって中止になっちゃったけども
まぁいずれね、また近いうちにやろうという話にはなってますよね
それと女子はね、どうかすると子供連れで来るわけ
中村:
まぁまぁ、そういう歳ですからね
大西様:
オッケーよって言ってね
一番上がもう40になるかならないかぐらいなところですよ
共学の最初の女子がね
だからまぁ、そういう意味ではちょうど今子育てだとか働き盛りの女性達が
うちの卒業生になってきてるわけでね いろんな意味で
バラエティに富んだ国士館の同窓会になっていくんじゃないかと
今はそういう芽生えが出てくるようなね
中村:
国士館高校の女子会っていうのも面白いですよね
やっぱりそのイメージがね
大西様:
イメージがね
中村:
イメージがほら、僕ら外からのイメージからすると
国士館高校の女子会の同窓会ってさ、なんかイメージないですよね
大西様:
ないでしょ
中村:
それはそれで面白いと思いますよね
大西様:
だからそういう意味ではね、どういう人が集まるの?という風なね
そういうこともあるし
同窓会の前は同志会
中村:
先生がされるまで同窓会がなかったっていうのもすごいですよね
大西様:
なかったっていうのはね、実は昔の同窓会ですから
昔はね、同志会といって志を同じくする会っていうのがあって
中村:
同志会 それでもいいですけどね、別にね
大西様:
これはね、同窓会じゃないんですよ
保護者も全部巻きこんでやっているようなね
中村:
PTAも?
大西様:
そうそう PTAも卒業生もそれから在校生も、全部同志会なんですよ
中村:
同志会っていうのになるんですか
大西様:
そうそう、そういうのがあったんだけど、もう区別がつかないわけですよ
卒業生とは違うからね
中村:
誰でもは入れるみたいなところもあるんですね
大西様:
そうそうそう
関係者は誰でもいいよっていうのがあったからそれはまずいよと
どっかで線を引かなきゃいけないっていうのでね
やっぱり卒業生だけに1本に絞らなきゃいけないでしょうということで
まずは高校の同窓会を作って、その次に中学校、その1年後から作ってと
で、今中学校・高等学校同窓会ですよね、国士館のね
そういう風になったわけですよ
中村:
甲子園とかも大きかったでしょうね
大西様:
それはものすごく大きかった
中村:
きっかけがね
大西様:
そうそうそう
ああいうのがなかったらやっぱりね、そういう風にならない
中村:
なかなかね、じゃあ今からって言ったって、立ち上げるって言っても
大西様:
なんにもないところから
中村:
そうそうそう、なんにもないわけ、身がない、そうですよね
大西様:
何にもない所から立ち上げるって言ったってね
まずモチベーションが上がってこないから
だからそういう意味ではモチベーションが上がるためにはね
その全国大会、甲子園に行ったっていうのはやっぱり大きかったですよ
で、それからね、もうぽろぽろぽろぽろ行くようになったわけですよ
これは野球部のおかげもあるしね
誰がじゃあ応援するかっていったらね
在校生や学校だけじゃダメなんですよ
やっぱり同窓会というかね、その根っこがずっと生えてる人たちがね
どうやって応援してくるかというのがありますから
卒業生がどこに就職するかっていうのも結構影響があるんですよ、いろいろ
「ルート」を確保することが大切
中村:
どういうことですか?
大西様:
卒業生がね、特に教員になるとね、引っ張ってこれるっていうのはね
「あそこにいけ」
中村:
先生みたいにですね
大西様:
「母校に行け」ってね
「あそこ国士館いいから行って来いよ」っていう風に言える
そういう意味ではね、そういう職業っていう風に言っちゃいけないけども
そういう風に継いでいくのもいいし
他の学校へ行って中学校やね、そこへ就職して
そこから「国士館へ行け」っていってね
自分の生徒を国士館高校に押し込んでくるというね そういう意味ですよね
中村:
そういう…
大西様:
そういうこと
中村:
卒業生が教員になって国士館に推薦していくっていう
大西様:
そうそうそう、そういうルートをやっぱり作るのはやっぱり大事なの
中村:
それは母校貢献ですね
大西様:
そう、だから大学の場合はすっごくそういうのが大きいですよ
中村:
大学もありますからね「国士館大学に行け、お前は」と「いいぞ」と
大西様:
そういうことがあるんですよ
その同窓会っていうのは単なる組織じゃなくて次を育てるという
いろいろな力を含んでいる、そういう意味ではね
同窓会っていうのはすごい大事な組織じゃないかと思いますね
「あ、あの先生は国士館出たのか、俺もあの学校行きたいな」
という気持ちにさせるのも
中村:
先生のね
大西様:
力量ですしね
もうひとつ、私がこういうものをやってて思うのはね
学校時代にいい思いをした人たちは同窓会に来る
いやぁ、なんか嫌な思いをした人はね
なかなか足を踏み込んでこれないというね
そのね、いいか悪いかっていうのはじゃあどこで決まるかっていったらね
友達関係だとか先生との関係だとか行事であったとか
そういうことにね
たった3年間何を思って高校時代を過ごしたかっていうね
そこがすごい大事なんですよ
一生懸命何かにつぎ込んだとかね、やってきた子はね
やっぱりね、同窓会をやっても必ず帰ってくるんですよ
ところがフラフラしてね
とにかく点数だけやっていい大学行けばいいみたいに
高校をただ大学への踏み台みたいにした子はまず帰ってこない
印象がないんですよ
高校時代に勉強以外に打ち込んだことがある人は学校に帰ってくる
中村:
何かに打ち込んだとかね
大西様:
そう、そういうこと
中村:
何であれね
大西様:
なんでもいいの、それは
中村:
何かひとつのものに打ち込んだとか
大西様:
そういうこと で、すごい行事をやってよかったと
あるいはすごい友達と仲良くなってね、もう悪さもしたけどもね
そういうのがやっぱり大事なんですよね
学校のそれぞれの事情もあるかもしれないけども
卒業生が同窓会として、毎年どこの学校も総会をやるって
来るところはすごい来る 駒沢高校なんていうのは
1000人来るっていうような話聞いたことがあるんですよね
どうやったらそれだけ集まるんだろう?って
僕らもね、ぜひ聞いてみたいぐらい
中村:
1000人はすごいですけどね
大西様:
ね、すごいと思う
だからそれだけ来るっていうことは、学校にある意味で魅力があるし
やはり卒業生が誇りを持っているということもあるんだと思うんですよね
で、どうやってそれをね、そういうものを植え付けていくかっていうことが
やっぱり大事なんだと思うんですよね
それは学校の校風っていうのがそういう意味でものすごく
卒業生に影響を与えるというのは大事ですよね
私もね、1回話を聞いたら桐蔭高校って神奈川にありますよね
あそこはやっぱりね、教育がすごいんですよ
毎日9時になったらね、全校に君が代が鳴るんですよ
国歌が流れる そしたらね、どんなことをやっていてもね
直立不動になるんですよ、みんな ぴっと
そこでバタバタ動いているやつは「はい、グラウンド10周」ってやらせる
何でそんなことをさせるかっていったらね、その時の校長が言ってたのはね
「君たちはね、国家の中枢に入って日本を背負って立つ人間になるんだ」と
「だからそういう意識を持たなきゃダメなんだ」と
だから桐蔭がまだ大学ない時代ですよ
といったら、みんな他の大学に行くわけでしょう?
中村:
終わったらね、そうですよね
大西様:
だから、あそこは中学校から6年間でしたけれどもあるからね
この間にそういう意識をきちっと植え込んで
それで世の中に出て役に立つ人間になれと
中村:
なるほどね
大西様:
こういうことを教育してね
中村:
それは台形の面積よりか覚えているでしょうね
それはたぶん忘れられないでしょうね、経験はね
大西様:
そういうことなんです
だから、そういう意識を持ってるから連中はやっぱり
「俺は桐蔭出たんだ」っていってね、意識を持って一生懸命やるしね
そういう仕事も当然ね、大学だけじゃなくて世の中に出たって
そういう意識がどこかにちょっとでも心の中に残ってる
同窓会の本当の意味とは?
中村:
人のためとか世の中のために 自分のためじゃないですよね
大西様:
そういうこと、そこなんですよね
ですからやっぱりそういう意味ではね、特に同窓会っていうのはね
利益優先じゃないですから、そういう気持ちを持っているのが
集まって帰ってくるというのがやはり同窓会の一番大事なところなんですよ
だからもうね、お前はどういう仕事をやってる、ああいう仕事をやってる
金を持ってる、持ってない、そんなこと言っちゃダメなんですよ
中村:
それはどうでもいいから
大西様:
どうでもいいんだよ、どうでもいい
帰ってきた時に、じゃああの時代はこんなことやったり
あんなことやったよねっていうね、それだけを互いに称え合って
で、帰っていった時にまたエネルギーになって
自分の職場でまた頑張れるというね
そういうのがね、やっぱり同窓会の本来の意味だと思うんですよね
中村:
なるほど
大西様:
その人たちが集まれるようにね、どういう工夫をして集めてくるか
ということをやるのが僕らの、事務局の仕事っていうかね
そういうことなんですよ
同窓会の会報誌について
大西様:
ですから、それぞれの学校でも会報っていうのを出しますよね
同窓会会報をね その会報もね、作り方によって全然…
学校によって全然校風が違ったり
ですからね、女子高の作る会報を読んでるとね
「あぁ、やっぱり女子高だよね」っていうね
そういうね、雰囲気がやっぱりあるしね
男子校のあれはちょっと違うしね
そしてやっぱり宗教を主にした学校もありますよね
中村:
はい、ベースがね
大西様:
そういうところのやはり会報はやっぱり違うなと
そういうことのね、お説教じゃないけどもちょっとそういうのがないと
落ち着かないというのかな、そういうのが出てきたりしますでしょう?
それぞれやっぱりいろいろあるわけですよ
でも、卒業生はそれを見てどう思うかなんですよね
会報もそういう意味では全部に行くからね
読む、読まない関係なく見てる人はちゃんと見てるんですよね
「この間の話は良かったよ」とかね
だからそういう意味ではね、年代ごとにいろいろな人が
会報に参加してくるという風にしていかないといけない
記事を書いてもらう
「おい、今度のあれが書いてるのか、懐かしいなぁ」とかね
中村:
学校からだけじゃなくて、卒業生にも発信してもらうということですよね
会員さんにね
大西様:
そういうこと ですからね、どれだけ絡ませるかっていう作業も
我々の仕事ですよね
ただ単に1年間の行事をこなせばいいっていう話じゃないわけですよ
だからいつも探ってるわけですよ
なんかね「こういう情報ないか」とかね
で、こういろいろやるでしょう? そうするとこの間ちょっとね
だいぶ前ですけど、10年はならないかな、7~8年前にね
箱根に行った時にお店に入ったらね
「私国士館の卒業生です」って言うからね「えぇぇぇ」って
そういう話になったから「えー?何年よ?」って言ったら
そしたら「何年だ」って
「じゃあ、僕と一緒じゃないの」っていう話になって
そういうところからも発掘できた
ちょうどそれがね、星の王子様ミュージアムっていう
中村:
あぁ、ありますね 私も行ったことあります
大西様:
あるでしょう?あの向こう側にね、「宇京」というお店があるのよ
そこのあれがね、そういうもんだからね
「えー、知らなかったなぁ」っていってね
そういうのを発掘していくっていうのがね
やっぱり結構面白いっていうかね
そう、だからね、それは同級生に聞けば結構知ってるんですよ
それでね、使ってるの
だからそういう人たちがいろんなまた経験をしてるわけですよね
中村:
そうですね、それぞれにね
大西様:
そうそう、ですからまぁね、ひとつの店を20年もやればね
それは結構な苦労もするしね、いろんな知り合いもいるはずですから
そういう苦労話もね、ちょっと会報に出てくるとかですね
それはもうね、「えー?あの暴れ者がそんなことやってるの?」とかね
中村:
高校時代は分からないですもんね、そこで終わっちゃってるからね
そういうことはね
大西様:
そう、みんなね、高校の時の印象でものを言うからね
中村:
そうそうそう、そこで終わっちゃってますからね
大西様:
終わっちゃってるから だからね、もうこれだけくるとね
そんな風なものになってるんだとかね、そういうこともありますしね
で、もうひとつ言えばね、その時代の保護者ですね 保護者の印象
どういう風な印象を持って、うちの場合は国士館だけれども
そういうものを見ていたかというのを聞くのも、話が面白いんですよ
学校と親、認識の違い
中村:
親御さんにですか?
大西様:
そう、親に聞くの
今在学をしている親御さんに
「どうしてお子さんをうちに進学させたんですか?」っていう話を聞いても
「なるほどね、全然こっちの観点と違うよね」って
中村:
そういうものなんですか?
大西様:
うん、そういうのもあるしね
中には、うちが共学になる時なんかはバリバリの男子校でしょう?
で、女の子が行くってなったらね
生きて帰れないんじゃないかみたいなことをね
中村:
何されるかみたいな?わかる
大西様:
そんなことを言うからね 「何でいくのよ」って言ってね
親の方もね、世代が
「え?あの国士館?うちの娘行かせないから」みたいになってる
中村:
わかるわかる、そうかもしれないですね
大西様:
娘は「行って何が悪いのよ」って言うのね
で、変わってるわけです、あれがね
中学校の先生の方がよく知ってらして
「あのね、1回校舎に行ってらっしゃいよ」と
「様子を見てきたらいいですよ」って言って
「文化祭でも行ってらっしゃいよ」って
「随分雰囲気が違うなぁ」となって
「じゃあいいけどね、できたら他に行ってもらいたい」
みたいなことを言いながらね、来た
1期生の時にもうね、僕らもね「さてな、20人来てくれるかな
30人ぐらいしかきてくれないんじゃないの?」って言ってたんですけど
応募者がなんと650人だったんですよ
中村:
そうなんですか?
大西様:
女子だけでですよ
で、男子も含めると3000人ぐらい応募者があったもんですからね
ちょっとびっくりしたんだよ
「なんで1期生で来たいの?」って言ったらね
要するにね「1期生だから来る」っていう女子が多かったの
先輩がいないからいじめがないっていう
いけばね、自分達も気の強い子が多いからね
まぁ可愛がってもらえるんじゃないかみたいなちょっとね
一方ではあったりしてね、来るけども
いやぁ、なかなか頭のいい子が多くてね
中村:
そうなんだ
大西様:
一気に偏差値が60まで上がったわけですよ、飛び上がっちゃった
中村:
それだけ来ればね
大西様:
来れば もうすごい
困ったのはやっぱり今度は逆に教員が準備をし直さなくちゃいけないから
今まではね、偏差値の違うところの授業をやってたわけでしょう?
それがいっぺんに上がったもんだから
それに合わせる授業をしなくちゃいけない
そういうね、逆の苦労もいっぱいありましたけどもね
中村:
あぁ、偏差値が上がればいいっていうものじゃなくて
学校側も大変ですよね
大西様:
学校は大変 もう教材の準備が大変っていうね
まぁ、そういう諸々上がったら上がったでいろいろなことが出てくる
そういう中で共学になって、その卒業生も出ていく
そして保護者も変わっていく
そして卒業生も見る目が少しずつ変化していくというね
そういう中で今、もう23年ぐらい共学になってそれぐらい経ちますから
やっぱりちょっと違う雰囲気になりつつありますしね
公立の高校とほとんど変わらない状態でずっと上がってくるだけ
ということとは、うちはちょっとそういう意味では
ものすごくいい経験をさせてもらったなぁというところがありますよね
でもやっぱり今後はそれをね、どういう風に受け取って
どう同窓会を経営するかというね
ここがやっぱりすごい大事な部分になりますね
特にうちは運動部の組織が強いですからね
中村:
そうですね
大西様:
そうするとね、野球部のOB会っていうのがある
柔道部のOB会、剣道部のOB会、サッカー部のOB会ってずっと…
中村:
縦の繋がりがあるんですね
大西様:
強いですよね
そういう人たちはそれ内の情報をそれぞれ持ってるわけですよね
そういうものも僕らもいただきながらね
で、上手にそれを経営していくというか
そういうこともしなきゃいけないわけですよね
同窓会といっても、国士館の場合については外部からの卒業生と
それから内部に教員がいるわけですよね
うちの高校を卒業した教員が6~7人いるんですよ
中村:
そんなにいるんですね、今は
大西様:
いるんですね
そうすると、その人たちも入ってもらって一緒にやるというふうなことでね
だんだんとこうね、外も内も上手にこなしていくというか
同窓会運営の難しいところ
大西様:
それと同時に、同窓会自体の経営っていうのはね
難しいなぁと思うのは
いろいろといいことばっかりじゃないっていうことなんですよ
批判的な人もやっぱりいる、卒業生にはいるわけですよね
中村:
それはそうですよね、必然的に入っちゃってますからね
やだ、なに?っていう人もいますよね、それはね、当然
大西様:
勉強しなかったことがね、同窓会のひとつの話題になるわけですよ
逆の面なんですよ
一生懸命勉強していい点数を取ったことはね、ほとんど話題にならない
中村:
そういうものなんですか
大西様:
同窓会で帰ってきて話題にするのはね
勉強しなくて悪さをしたことやらね、先生を困らせた話とかね
そういう話ばっかりが話題になっていくわけでしょう?
そしたらそこにね、何があるかって言ったらやっぱり
人間がお互いに受け入れあうというか、そういうものを経験している者が
やっぱり同窓会に集まりやすいっていうことなんですよね
だから、通り一遍の理屈では人は集まらないっていうことですよね
同窓会としての今後の課題
中村:
同窓会を立ち上げるところから始められて
今は同窓会の事務局長をずっと経験されて
日本弁論連盟の事務局長もされて
大西様:
同窓会自体はもう全然変わらないわけですよね
でね、ほとんどやることが固定化しているわけですよ
中村:
まぁ、そうですよね
大西様:
同じことをやらないといけないっていうのもあるしね
そういう中で、時々新しいことをやるとか
若い人向けになんかできないかとかいろいろと工夫をしなきゃいけない
それから文化祭がある
で、文化祭にどう絡んでいけるかとか
やっぱりそういうことも同窓会としては大事な部分だしね
特に何でかって言うとね、文化祭の時には卒業生が結構来るんですよ
中村:
そうなんですか、なるほど
大西様:
来ます 特にうちは11月の2日、3日でやるもんですから
そうすると、必ずもう3日はお休みでしょう?
そうするとみんな知ってますから
その日はもうみんな1回来れば誰かに会えるというようなね
そういう雰囲気があります
中村:
そういうのいいですね
大西様:
卒業生のコーナーみたいなのを置いておかないといけないと
ただ置けばいいだけじゃなくて
どう工夫をして同窓会をアピールするとかね
そういうこともありますから、そういう工夫はやっぱり
今事務局をやっている人たちは大変だなというところですよね
中村:
そうですね、ある程度同窓会の活動って決まってるけど
そこはあんまりマンネリ化しちゃいけないところですよね
なんかね、しなきゃいけないっていうのはあるかもしれないですね
大西様:
そうなんです いろんなことを工夫してね、やってきました
だけども、ある意味でなんでもできるわけではないっていう限界もあるしね
そういう意味ではね
オーソドックスにやらなきゃいけないところもあるわけですよね
今うちはね、卒業生がだいたい15000ぐらい…
もうちょっとかな…に、なってきたわけですよね
上はそれこそもう80を超えてくるぐらいの人からね
下はもう本当に今まさに卒業していくという
18ぐらいのところまでの幅があるわけですよね
それはどこの学校もそうなんだけども
どうそれを全部にアピールするような内容というのは
なかなか難しいわけですよね
中村:
そうですよね
大西様:
そう、だからどこを焦点にするかとか
今年はここを焦点、今度はこっちだとかね
いろいろと工夫していかなきゃいけないっていうね
そういう運営を企画していくっていうのは
やっぱり事務局の腕だっていうことになると思うんですよね
それはどこの学校もそうじゃないかとは思いますけども
それにプラスね、継続的に積み上げていけるものが何か同窓会にあると
卒業生の関わり方も違ってくるんですよね
同窓会運営の腕の見せ所
中村:
それは例えばどういう?
大西様:
だから学校によってはね、なんかこういう企画をする
例えばボランティア活動をね、同窓会としてやっていると
で、ボランティアもいろんなボランティアがあるわけですよね
そうするとね、うちの場合はこういうところに力を入れて
ボランティアをしようじゃないかとか
うちはこっちだよ、というようなところがあれば
継続してそこには関わっていけるっていうね
そうするとね
「どこそこ高校の同窓会はいつもうちに関ってもらっている」とか
「あっちもやってくれてる」それがひとつのね…
中村:
同窓会としてね、継続的にね
大西様:
そうそう そうするとね、同窓会っていうのは人材が結構いるわけですよ
で、それを引っ張り込むという意味ではね
そういう企画もね、なかなか面白い話じゃないかと思うんですよね
それをね、回数を数えるわけじゃないけども
そうやって積み上げていくことによって
ひとつの成果がっていうのかな、出来上がっていくっていうんですよね
それはなかなか大変なことだけども
中村:
まぁ、そうでしょうけども
大西様:
ただ毎年ね、いつも同じことばっかりやるという意味じゃなくて
そこに関わることによって、いろいろとまた出てくることってやっぱりある
社会的な貢献とかも今
中村:
貢献度もあるし
そういうのに関わることによって来てくれる人もいるでしょう?
「じゃ、俺やるよ」っていう人もいらっしゃるでしょうしね
大西様:
そういうことなんです
そうするとね、今年はできなかったけども次はぜひ自分で時間を作ってね
関わってみたいという人もやっぱり出てくるんですよね
やはりね、そういうものに関わっていけるような場面を作ってやるのも
同窓会のひとつの仕事だなぁとは思うんですよね
中村:
参加する
大西様:
場面を作る
中村:
ネタをね
大西様:
そういうことなの だからそういう意味では
同窓会っていうのはただ単なる卒業生だけの集まりというそれプラス
何かをしてあげるということがね
やっぱりあるといいなっていうのがあるんですよね
うちの卒業生でね、ダンスの素晴らしいのがいるんですよ
要するにダンスの日本選手権で1位とか2位とか獲ったような
審査もできるような人がいるんですよね
で、そういう人を集めてダンスパーティじゃなくて教室を開くとかね
そういうのもおもしろいだろうしなぁっていうのもあるし
中村:
だから卒業生にいってもらえればいいかなぁと思って僕も
大西様:
それはもうね、あまり具体的にどうこうはないけどもね
ぜひね、学校に帰ってきていろいろと在校生の姿を見てもらうとかね
文化祭もそうだけども、いろんな組織
あるいはいろんな活動にね、関心をしてもらいたい
そういうことがやっぱり卒業生としてね、大事なことだと思うんですよね
ただ新聞で報告を受けるということじゃなくて
自分からね、応援にちょっと行ってみるとか
中村:
参加してもらうという
大西様:
やっぱりそういうことがね、卒業生として陰ながら支えるというね
それで自分もその学校の卒業生であるという認識をちょっと高めるという
そういう作業がやっぱり生きるうえで大事なことじゃないかと思いますね
そういうことをやって家族のある人はね、「お父さんの学校すごいね」と
「お母さんの出た学校すごいね」と、こう言えるようなね
やっぱりそれも関わり方のひとつかなぁと私は思いますよね
各学校の同窓会同士の繋がりを今後は持ちたい
他の学校とのね、交流ができるとすごくいいなというのもあるんですよね
僕の希望はね なかなかできないけどね
そうするとね、また違う側面も出てくるんじゃないかと思うんですよ
でも中村さんはそれを目指しているわけだからね
中村:
そうですけどね そういうのができればなっていう
大西様:
そういうことでしょう?
そのために何をすると一番いいのかっていうことですよね
だからどちらもウィンウィンになるようなね
何かあるといいなと思うんですよね
中村:
できるところからやるしかないんですけどね、僕なんかでもね
大西様:
地方の学校の卒業生というか同窓会が街の同窓会のところへね
自分達で作ったものを送ってもらう、それでこちらが販売をする
文化祭なんかは特にね そうするといいきっかけになるのかなぁと
中村:
面白い、文化祭とかで販売しちゃう?送ってもらって?直売ですね
大西様:
そうそう、直売をやる 利益をあんまり考えないでね
そうするとね、安くばぁっと出たりするわけですよ
実はうちの弁論連盟にね、水戸でやった時に寄付金を戴いたんですよ
3000円ぐらいずつでもね、1万円ぐらいもらうんですよ
でね、水戸の農業高校、水戸農業だったかな?
高校生が作ったお米をね
2キロをその人たちに全部返礼で渡したわけですよ
たいしたお金じゃないわけですよ、1000円ぐらいなんですよ
高校生が作ってるのだから、利益はあんまり関係ないから
そしたらものすごい喜ばれた
「へぇ、これ高校生が作ったお米うまいよ」
って言ってもらえるわけですよね
「どこそこと交流できたよ」と
「どこそこの同窓会とこっちの同窓会とね、交流できたよ」と
そうすると、今年なんかは特に
長野なんかはひどいことになったわけですよね
そうするとそういうところのを
「ちょっと売れないかもしれないけどりんごどう?」とかね
持ってきて、もうタダみたいな値段かもしれないけどもやっちゃうと
中村:
そういう交流が大事ですよね
そういう産地とかそういう農業高校の特色ってあるわけですからね
大西様:
そういうことなんです
中村:
工業は工業、商業は商業、それぞれ特色があって
その地域もありのっていうことですからね
大西様:
そうするとね、そういうことと繋がりができると今度は交流ができるから
じゃあ、今度はこっちから何かできないかというね、そういう話にもなるし
まさにね、チャリティなんですよ
困ってる人にそれをやるからどうだ?と
もちろん経費は落とさなきゃいけんけどもね
儲かった分については全部チャリティだと
そうすればね、また社会貢献になっていくわけですよね
お互いだけのウィンウィンじゃなくてね
社会に喜んでもらえるというふうになれば
中村:
なるほど
大西様:
そうやってお互いに繋げていけば、そしたら情報ももらえる
なんかの時には「ちょっと招待しますよ」とかね
違うイベントがまたできる可能性もあるわけですよ
そうするとね
今度は学校同士というよりも同窓会同士が活性化していくっていうかね
向こうも停滞したものが「え?そういうことやるんだったら俺も行くぞ」
みたいなね、動き出すわけ
中村:
「おもしろそうだな」みたいな?
同窓会自体も活性化してくるかもしれないですね
大西様:
そういうこと、そこなんですよ
そういうことがね、お互いに動き出すという
そうするとね
「普通の同窓会だったらあんまりおもしろくないけん出たくないけど
そんなのやるんだったら俺行くぞ」みたいなね
そういう人もいるんですよ
単独で何かやるよりは、なんかの行事にこっちも関わっていって
そこでやるという風にしていく
それは決してね、学校だけじゃなくて地域の行事でもいいわけですよね
そういうところにちょっとスペースもらってやってみるとか
そうすると、どこそこにね、高校同窓会の出品物とかなればいい
でね、「うちはやってません」って言うけどね
「どうですか?ちょっと力になっていただけませんか?」って言ったらね
のりますよ
ひとつまた動き出して、きっかけで違うまたレベルで話が動き出すというね
で、3つ、4つになってくると、今度はたった今2つだけだったのが
3つ、4つのグループでものが出来るようになっていく
ということになるわけですよ
そうするとレベルはぐんっと上がりますからね
そうするとまた交流をしながら違う社会貢献ができるということになるし
まさに、この間みたいな災害があった時にはね
お互いがばって連絡してね
「どこそこ同窓会に何人ボランティアやってもらえませんか」
みたいな話がばぁっと来たらね「よし、呼びかけよう」って言って
ばっとできたりするわけですよね
同窓会もね「多少の資金だったらいいよ」という話になれるわけですよ
なんか変な、下手なことを企画するんだったらやばいよ
とかっていうんじゃないけどね
じゃないんだよ そうじゃなくて社会貢献するよ、となったらね
これはもう「よし、じゃあちょっとだけ予算組んでみようか」とか
そういう風になれればね
まぁそれはそれでひとつの意味があるかなと思いますよね
もう孤立をしてるっていうんじゃなくてね
だんだんとそうやって
お互いがお互いを繋ぎ合わせていくような時代になっていかないとね
単独の利益っていうのはたいしたことないんですよ
お互いが力を合わせるんでね、大きな力になれるということがね
本当はみんなわかってるんだけども、どうやっていいかわからないんだよ
同窓会で社会貢献をする?!
中村:
今後はだから、やっぱり同窓会の会則にも
社会貢献っていう言葉をどっかに入れてもいいですね
なかなか入ってないんですね、実は
大西様:
そう、実は入ってないんです
中村:
入ってないんですね、言われてみたら先生が言う通りそうだ
会員相互の親睦とかね、母校への貢献とかいうのは入ってるんですけど
社会貢献までは入ってないですよね
大西様:
そういうことだよね で、社会に対する貢献はね
中村:
貢献は生きていくためにはいりますよね
いるっていうか、それなしで生きられないですからね
それはあってもいいと思いますね、会則の中にね
大西様:
だからそれもね、立場で提案してみるとおもしろいですよ
中村:
そう、同窓会やってる方としては、僕らプロとしてはね
そうか、ちゃんと会則にそれ入れておくべきだなって今思ったんですよね
確かに目的として
ただ単に会員相互の親睦と母校の発展に寄与するとかじゃなくて
それはそれでいいですけども、もう1個ね
社会貢献団体としてあってもいいのかなと今聞いていて思いましたね
大西様:
母校の発展とかね、それはすなわち社会の発展に繋がる
と言えば言えるけどね
中村:
そうですけどもね
大西様:
それは言えば言えないことはないかもしれないけども
言葉としてね、社会貢献をすると
中村:
でもそれ入れたらさっき先生がおっしゃったように
いろいろなボランティア活動とかいろいろなこともできるじゃないですか
だって会則にそう書いてあるんだから
大西様:
そうそう そしたらね…
中村:
だからボランティアした時に、これは同窓会活動と違うんじゃないかって
言われないですよね
大西様:
そういうことなのよ
中村:
そういうことですよね なるほどと思ってね
僕もいろいろ考えててね、なるほどと思って
大西様:
これからはやっぱりね
社会貢献っていうのはすごく大事な時代になってるわけでしょう?
中村:
そうですね、社会に生きているわけですからね
社会ってもう私ですからね
大西様:
そういうことでしょう?
それをね、やはり目指していくという形がね
ぷっと上がる それだけでも
もうその一行だけでもうぷっと上がっちゃう
中村:
そういう視点で考えればいろんなさっき先生が言った
学校同士の交流とかいろいろチャリティじゃないですけども
いろんなアイディアは出てきますよね
大西様:
出ますよ
中村:
ただ単に学校がどうのこうの
同窓生がどうのこうのだけじゃない枠も入ってきますからね
大西様:
そういうことなんですよ だから同窓生もね
そういうちっぽけな枠にとらわれたくないっていう人も結構いるんですよ
「なんだよ、うちだけの話かよ」じゃなくてね
中村:
みんな社会に出てるわけだから
いろんなことをできる人がいっぱいいるわけですからね
いろんなことを…力のある方とかね
大西様:
いっぱいいるんですよ
中村:
知恵も力もある人がいっぱいいるわけですからね
大西様:
だからそれをね、大いにチョイスしていくというかね
絡ませるという、この作業がやっぱり組織としてできれば最高ですよね
中村:
そこで社会貢献ってなってくると本当にいっぱい枠が広がりますよね
大西様:
広がる
社会とどう繋がるかっていうのは一番大事なところですからね
それはもう同窓会も当然同じことが言えるんだよね
「どう繋がってんのよ」と
「うちはこういうことやってます」ということがね
言えるようになったら、それはどんどんレベルは上がりますよ
で、協力者も増える 当然
同窓会の在り方がね、今後は変化していくんじゃないかと
それはやっぱり目指していかなきゃいけないと思いますね
ただ単なるね、母校の後援団体みたいなものではないと
もっと違う質のものがね、入ってこないと同窓会はもう持たないよ
魅力がなくなっちゃう
中村:
では、今現在は国士館高校の同窓会を立ち上げられて
事務局長もずっとされていて、今日本弁論連盟の事務局長ですか?
大西様:
はい
中村:
大西貫也先生に来てお話をいろいろね、聞かせていただきまして
本当にこれはね、みなさん一回聞いていただきたいなと
同窓会やる人にはぜひ聞いていただきたいなと思うようなね
生の声を頂きまして
大西様:
まぁ、お役に立てばと思いますけどもね
多少はね、理想論的なところもありますけども、でもね…
中村:
理想がなかったら何も始まらないですよね
大西様:
ですからね、何でもそうだけども気持ちを動かしてね
やるっていうことにならないとものは動きませんからね
そういう意味では、誰かが、一緒にやろうという人が
一人、二人増えてくれば必ずできますからぜひ
中村:
同志をね
大西様:
同志です
中村:
なるほど 本当に今日はありがとうございます
大西様:
すみません、こちらこそありがとうございました