岐阜県立華陽フロンティア高等学校・今井隆弘先生

岐阜県立華陽フロンティア高等学校の今井 隆弘先生にインタビューを行いました!

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

中村:
今日はいつもは同窓会の事務局の役員の方とか(同窓会を)担当されている先生とかにインタビューをしてるんですが同窓会への思いと言うのは先生と生徒の関係性が重要になってくると思います。良い先生に教わった思い出は卒業した後に、同窓会に入会した後に思い入れが深いと思うんですね。

今日はですね岐阜県立華陽フロンティア高等学校・今井 隆弘先生にお話を伺いたいと思います。

教員も長くて同窓会の事務局の経験もあり教員としても非常に熱心な方で先生の生徒との携わり方また今井先生は多岐にわたって活動していらっしゃるのでそこら辺もお伺いしていきたいと思います。
今日よろしくお願いします。

今井先生:
よろしくお願いします。

岐阜県立華陽フロンティア高等学校について

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

中村:
岐阜県立華陽フロンティア高等学校はどのような学校でしょうか?

今井先生:
元々違う学校が名前が変わって特に中間定時制と言うこともあって一部、二部、三部とありまして朝は10時35分から、二部が12時50分から、三部が17時50分から始まります。全体が終わるのが21時20分です。
それぞれの部で時間がずれてって形の学校です。

中村:
先生はずっと教員されているとのことですがどれくらいの期間されているのでしょうか?

今井先生:
23歳で教員になって今57歳なので
もう30年以上…

中村:
もうずっと教員生活?

今井先生:
ずっとですね。
研修として一般の社会人になったことはありますけど…
個人的には夏休みとか冬休みで若い時にはマサチューセッツ大学ですねアメリカの1か月間行っていたりとか、4、5年前はイギリスのケンブリッジ大学に夏期講習へ行ったりとかはしてますね。

生徒に接する時に気を付けている事

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

中村:
教師って言うお仕事って言うんですかね?生徒さんもどんどん変わっていくし、学校によってもいろいろあると思うんですけど…
先生の教育論をお伺いしたいと思うんですが(生徒への)接し方と言うんですかね?

今井先生:
若い時には自分のことを「先生」あとは「生徒」とどうしても上下関係と言う感覚が強くて…じゃあその時に上手くいっていたかと言うと、そういう時もそうじゃない時もある。

だけど歳取ってきて色々失敗しながら自分も生きるか死ぬかを何回か経験しているのでそこから教師と生徒と言う前に同じ人と人と言う感覚をできれば半分以上意識した上で接するというところですね。

教師の多くは、私も以前はそうだったのですが見た目対応が多いので…
具体的に言うと学校に来れないとか粗相があったとか生徒指導部的な何か問題を起こしちゃった時にまず「お前ダメだろう」みたいな言い方がスタートラインになることが多いんですが失敗は私も含めてみんなあると思うんですよね。

素の良さがあるんじゃないかなと…

例えば命と言うのは医療関係者の話なんですけど1億分の1の確率で命って与えられていますし、奇跡の命だと思うんですが自分ひとりだけではなくてお父さんお母さんがいておじいちゃんおばあちゃんたちがいて何か還元できるものがあるんじゃないかと思います。

人それぞれ個性と言うものがあるので個性を活かしながら何かを還元する

それが世の中の還元なのか地球に還元なのか何の還元なのかは人それぞれだと思うんですが、その還元に目指してたまたま失敗してしまうとか失敗の経験になったりとかする。

本校だと中学校の時に学校へ行けないとか不登校だった子も多いですしまたは生まれながらまたは後からわかった発達障がいであったりとか心身症的な生徒もいるんですが表面上はそうなんだけど根っこの良さがある。

それを出来るだけこちらが見た目は分からないことが多いんですが感じてあげるってことですね。

私が具体的にやってる事は朝いきなり学校入らないようにして駐車場に停めて一旦リクライニングしてゆっくり呼吸を整えるんです。

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

中村:
気持ちを整えるんですか?

今井先生:
空気と同化するくらいにゆっくり穏やかに吸ってゆっくりな呼吸になってくるとだんだん空気と同化してきます。

つまりそこで我が弱くなってくるんです。

中村:
我があるとダメなわけですね?

今井先生:
我があると陰と陽って言うんですけど基準が自分になっちゃうので…

基準を基にするからあの人良い人悪い人

中村:
生徒も良い生徒悪い生徒って見え方になってしまうという事ですね。

今井先生:
空気と同化するぐらいの感覚の呼吸になった時に自分というものが弱くなります。

陰と陽と言って良い事悪い事が浮いてくるんですね。

この人は今はこういう状態

中村さんは今はお疲れモードで寝不足かもしれないけど…そういうのが何となく察するんですね。

中村:
感じるようになるって事…?

今井先生:
感じると言うか浮いてくる感じです。

自らの体験が現在に活きている

岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

中村:
小さく感じることとか空気と一緒になるという話の中で先生が失敗したとか死ぬような思いもしたとおっしゃっていましたが、生き死にを考えたことが余りないもので…

今井先生:
まず一番最初は小学校4年生ですね。はっきり覚えていますけど、私には弟がいて耳がほとんど聞こえないんですね。

岐阜県の中津川ってところで生まれ育っているんですが、岐阜の聾学校は車で一時間半のところにしか教育機関が無いんです。

弟と母はそっち、私と父は中津川って離れた場所にずっと暮らしていたんです。

当時はいじめられていたので学校は今みたいにフォローが何もないですし、いじめって言う概念も少ないですし、だから先生方も放ったらかしってなってしまっていました。

結局、学校にも行き場所がない家も帰っても…鍵を開けて入ってたんで、19時20時まで父親が帰ってくるまで腹を空かせて待ってるんですけど…

だから生きてるのが辛くて楽になりたかったので当時は椅子を持ってきて母の帯締めを天井に縛って輪っかを作ってここまでやったんですね。

椅子を蹴るかどうかってギリギリのとこをなんとなくやっちゃいけない感覚があって…ギリギリを経験すると色んな意味で悩んでいる人の波長を合わせるのがすごく出来るようになりました。

今でも管理職で「これちょっとおかしいんじゃないの?」って思うと管理職じゃなくて人としてって感覚で

中村:
人として…?

今井先生:
私が最初に言った教育方針…教育方針と言う前に教育方針は上だと私は思うので教育方針の前に根っことして人と人として接したい。

接したいという前に接する為には自分の我を取らなきゃいけない

でも取り切れるわけではないです。毎日生活しているから腹立つこともあるけど準備は出来るし我を抜こうとする日々の生活習慣は出来るはずなんです。

じゃあ具体的に何をしたら良いかと言うとさっき言った呼吸を空気と同化するくらいの呼吸をした時に例えば肩こり腰痛がどうなったかとかちょっとやるだけで違いますよ。

呼吸が出来るようになると穏やかになって視野が広がるんですね。そうすると生活がわかれてきますよ。

一旦悩んでいる事が抜けた状態で空気と同化すると仕事はなくならないんだけど浮くんで順序とか、これはこれだよ、これは弱いところ…じゃあどうしたらいいかも立体視って言うんですけど悩んだときは視野が狭まるので立体視が弱いんですね。

気になることが目の前に浮きすぎちゃうから悪循環しか起こらない。

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

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中村:
それは目の前のことだけしか見てないって事…?

今井先生:
そうすると目の前のことを解決するようで実はすごく能率が悪くて逆に問題が問題を生んじゃって自分で悪いところを広げちゃう、落ちこんじゃう、心身障害、そして鬱って事ですね。

だけどそこに発達障がいが絡んでくると悪循環ってPTSDって言って外傷性ストレス障害出ちゃうと心身障害って重層化してるんで結構根っこの発達障がい、今までのトラウマ、その上で今の鬱みたいな感じで重層化しているケースが結構あるんです。

だけど意外と多くの教員がその表面を見てやるからだから(上手くいかない。)

私が今やっていることは根っこの根っこを感じて「素は良いところがあるだろう」をスタートラインにしています。

そうすると何が起きるかと言うと自分に気づきが始まるんですよ。

これは面白いですよ。

「お前本当はこれいいやろ?」とか普段の会話でも私はショートホームルームはちょっと早くいってゲームをやってても「ゲームの中身の何が良いのかな?」「何で気に入っているのかな?」って言うのを普段の中でも探るようにしているんです。

この子はデザインが良いとか

この子は感性が良いとか

授業中に急にパーンと意見言う人は頭の回転が良いとか

そこが突破口になるので、突破口が出来た瞬間に後は簡単です。進路を考えてあげれば良い。将来の夢。将来の夢も決めつけない。これが良いですよ。例えば「料理人がいいですよ」なんて言わない。

必ず複数出します。

例えば優しい子だったら「保育士も良いし、心理系も良いし、こういうケースもあるよ」って言っていくつか複数出して「一回調べなさい、自分で」って調べ方の手順とかホームページとかいくらでも調べられるので調べさせます。

あとは生徒自身に選ばせるようにします。

自分で選ぶときにも「何の仕事にも長所短所あるから紙に書き出してみなさい。静かな部屋行って自分で呼吸整えて自分が心の底から感じるのを選んだら?」ってアドバイスをします。

中村:
感じるものをですか…?

今井先生:
頭の計算は利益関係になっちゃうから「心が動かされるものを選んだら?」ってアドバイスします。

自分の心で選んだら自分で納得できるし自分で自分を励ますことも出来るし内側からエネルギーが出てくるので

中村:
なるほど…
自分の子供にも使えそうな…

子供の良さは親が一番見ている

岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

今井先生:
実は子供の良さは親が一番よく見てるんですが、親の多くは目の前のことばかり見てて、「腹立つ」「片付けなさい」「歯を磨きなさい」とか言ってあれやれこれやれって言いすぎちゃう。

だけどちょっと置いといて、呼吸を整えて「この子何が良いのかな?」って紙に書き出すんですね。

面談をやる時にA4用紙を半分に折って右側にプラス左側にマイナスって後から書きます。

面談している時に箇条書きでバーっと言ってくることは大体マイナスなことが多いので、左側に箇条書きでダーッと書いていきます。

終わった後に今までの人生で良かった事、感動した事があれば教えてって言うんです。

一言それを聞くだけで雰囲気がガラッと変わる

腹立ってたのが自分のいいところを自分で見つけようとした瞬間、雰囲気がガラッと変わります。

親もそうです。

親に三者面談で「この子はこんなに大変で腹立つんですよ先生」とか言いながら「わかりました」ってメモ取りながら「先生進路あるんですか?」とか言ってね…

いくらでもありますけど「そうですか。大変ですね、お母さんも…」とか言いながら親御さんに「この子の良いところを教えてください」と聞くんですね。

「ありません!先生!」なんて言われるんですが「いやいや、今じゃなくて…可愛かったでしょう小さい頃は~」と聞くとニコッとしますよ。

「今までの中で良いところを教えてください」ともう一度聞くと何か言い出します。

思い出している時の雰囲気がもう…雰囲気が変わってるんですよ!

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

中村:
引き出し方なんですね

今井先生:
ボソッボソッと言うのでメモします。オウム返しします。隣の子供がニタニタ笑ってます。

親が私のことを先生に褒めてくれる。

私はただ聞いているだけですけど、子供さんは嬉しいでしょうね。

自分の親が先生に良いことを言ってくれている。裏を返せば先生に自分のことを褒めてくれてるってなるんですよ。

子供がいない時に後から「お母さんがこんなこと言ってたぞお前のこと」って言ったりすると、「ほんとですか?!先生」って子供には「お母さんの良いところ教えろよ」って聞くじゃないですか

お母さんに後で「娘さんこんな風に良い事言ってましたよ」って報告すると関係が良くなっていけば良いなって思っています。

中村:
良い三者面談ですね

思春期の子供を持つ親と学校の付き合い方

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

今井先生:
多くの問題を抱えた親がそうです。それから学校の電話が恐怖です。学校から電話すると「先生、何かありましたか?」って必ず聞かれます。私は逆をやるんですね。担任になってあまりにも大変そうな子は電話を一本入れます。

「今井です。よろしくお願いいたします」

「先生、よろしくお願いいたします。で、何かありましたか?」って言うんですよね。

私が「いや何にもない」って「挨拶と息子さん・娘さんの笑顔が良いね、お母さん」って言います。

「そうですか、ありがとうございます。で、何かありましたか?」

「いや、今日はそれだけ」で電話を切ります。

そうした瞬間にそれだけだと分かった瞬間に親の態度がバサッと変わります。

「先生、よろしくお願いいたします」って言いますよ。

そっから安心感で関係性を作っていくわけですね。

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

今井先生:
生徒も一緒ですよ。最初なんか「笑顔が良いなぁ」とかね。なんか良いところちょこっと伝える。なんか物を持ってたら「マスコット?良いなぁ、お前ら」ってね。ちょっとした事を褒めていくと関係が出来るので。

だけど、さっき言った自分の中で決めつけない

良いところ探そうって気持ちで接すると「こういう時はどうしたらいいの?」って聞くことができます。

例えば粗相があった時「こういう風にやるべきでした」「分かってる。良いやないか」

分かります?このやり方。指導なのに褒めてるんですよ。

遅刻したら、みんながいない時にね「遅刻30回。どう思う?どうしたらいい?」「こんなになりますか?先生、気を付けます」「お前気づいたな。大したもんだ!な?」で終わり。

生徒自身が気づくことの方が大切

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

今井先生:
私の授業は意外とポイントを言わないですね。おそらく学校の中で一番ポイントを言わない教師です。

ポイントになった瞬間に「どうや?」って聞くんですよ。手を挙げるとシングルチェックで私が付けているんです。

良い発言だとダブルチェックって言っているので私の「ダブルチェック!」って真似する生徒が多くてね。

そうすると生徒が(授業を)作ってくれるので授業の感想を聞くと「先生の授業面白い!」とか「先生の授業分かる!」って言うんですよ。

こちらは「ありがとう」って言うけど心の中では「ポイント教えてないんだけどな…」と思っている。

教えてないのに生徒が「分かる」って言うつまり意外と教えすぎちゃう。

中村:
先にね「こうしろ」とか「ああしろ」とか

今井先生:
さっきの「我」ですよね。誰が言うか?って「誰が教えてるの?」だけど一番大事なことは生徒が気づく事なので私にとって教育方針は正直言ってあんまり無いです。

自分の我を抜くことを大事にして認めてあげる事、気づかせてあげる。

中村:
引き出していくみたいな?

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

今井先生:
引き出すってよりも気づかせるんですよ。

最近だとコンピューターの授業で最初はちょこっとヒントを与えるんです。

もう今はだんだん生徒も慣れてくると「よーし!」って言うのが合格で印刷なんです。

最近は「先生どうですか?」って私が言うのは「あぁ…」しか言わないんです。

「あぁ…」しか言わないんです授業でそうすると生徒は気づいて「あ、ダメなんだ」と気付いてどこがおかしいかを自分で探すんです。

私が「あぁ…」って言った瞬間に他の生徒も聞いててその生徒のところに行くんです。

「これじゃないの?」ってまた「先生」って「あぁ…」って言うとまただんだん人が集まってきて結果的に分かって出来たら「よーし」って言ったら生徒が「やったぁ」って言いながらプラスを付けているんですけど…

そうすると私の最近の授業の多くは「よーし」と「あぁ…」しか言ってないです。

中村:
教えないんだ!答えを言わないだ…

今井先生:
そうすると生徒が気づいてやり始めて最初は将来に役立つ最先端のビジネスの話もするんですけど、それも教えないです。ポイントを全部話すだけにします。

10年間ぐらいで身に着けましたね。

それも一方的にしゃべらずに何にも持たずにその場で展開して最後まとめて将来役立つように持っていくと言うのをだいぶ出来るようになりました。

ビジネスを俯瞰で見る大切さ

岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

中村:
大学で勉強したという理由以外で何でそういうことをしようと思ったんですか?

今井先生:
商業の教員なのでいかに先を読むか世の中の先を読むコツが大きく2つあるんですけれど1つは心理的なことですのでちょっと置いておいてもう1つはビジネスとして先を読む方法…ビジネスの中心はどこですか?

例えばニューヨークとかね、ワシントンD.C.とか色々ありますけどシリコンバレーとかもありますけどじゃあそのトップ級の人たちがどこと繋がっているケースが多いですか?

大学なんですね。大学の先生たち。

アメリカのベンチャーって大学の先生とトップって繋がっていたりとか大学の先生が独立するケースもあるんです。

じゃあ大学の先生がどこと繋がっているケースが多いかと言うと軍隊と繋がっているケースが多いんです。

中村:
軍隊なんですか?

今井先生:
インターネットのもとは何か知っています?

中村:
軍事…?

今井先生:
そうです。昔ロシアの前のソビエトから核ミサイルを打った時に打たれた十数時間の間にデータを移動させるのが最初なんです。

それを大学の先生が研究して作って大学の研究者向けのネットワークを作ってそれを世界中に繋げて研究のやり取りをしていました。

そこから一般の人たちに、大学の先生が一般のところに行くこともあるので、その技術を使ってだからワールドワイドウェブ(www)でアメーバ式で広がっていったんですね。

だからベンチャーの元は1人の兵士に権限を与えてボタン一つでミサイルを打つっていうのが発端なんですけどね。

軍事産業と教育界ってものすごい繋がっていてそれがビジネスの世界に入ってきているんです。

それを先をちょっと見ていくと何年後かに入ってくるんですね。

ベンチャーがそうなんです。

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

今井先生:
結論から行くと世の中を先読むときにはどうしても戦いあうところのノウハウをビジネスに持ってくるケースが多いんです。

だからこそ私たち商業科の教員からしたらそういったものを事前にある程度勉強しておいてそれが世の中に来た時にはもう教えられてるような状況にする事が私はすごく大事だと思ってやってきたらもうほとんど先を読めてやってきているんでね。

ベンチャーの授業が出来る5、6年前からやっていたので教科書書いたりとか研究員をやったりとか…今心理系が入っているって言うのはそういう理由があって入っているんです。

心理とビジネスはものすごく密接になっちゃってるんでこれからビジネスマンとしてやっていくとしたら出来れば利益も大事なんだけど心理的なことをもとに、でもそれはもとなので感覚を大事にしながらさっき言った呼吸を大事にしながらやっていくと教育界だけじゃなくて色んな分野で応用量がすごく出来てくる。

自分だけじゃなくて還元って言って『I am we』って言葉を作っていて私は私たち

私たちって主語になるような言動をしていくとなんか良いかなって、校長ってよりも私たちって感覚で接すると認めながら話する。

だから「ダメだよ」じゃなくて具体的なことを言ってあげる。生徒も一緒だし、親も一緒だし校長、教頭、同僚も結局一緒なんですよね。カウンセリングしてむちゃくちゃ簡単でそして誰かに伝えられるってところで感じて見つけたのが呼吸だったんです。「あ、みんな呼吸してるわ…」って

結局自分で自分にブレーキをかけてる。だから勿体ないって感じですね。ブレーキかけるのは難しい・出来ない・やれないって私からすると勿体ないですね。

奇跡を呼ぶ呼吸

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

今井先生:
その呼吸を覚えてから奇跡的なことをいっぱい経験しているんで…

中村:
例えば?

今井先生:
若い時から言えば英語が全然苦手だったのに今は普通に話せますし、大学もイギリスとかアメリカとか短期ですけど行けたし、30歳から毎年海外に行きたいと思ってイメージングしてたら毎年行けるようになったし、
自分でCDと言うか音楽の作曲も出来るようになったし、本も「あなたの心のささえになれば」って出せたし、YouTubeも「今井隆弘」で検索すると癒し系の曲とかですね…

『癒し』をテーマにしているので

人を育てている人、人をフォローしている人を今陰ながらフォローしてます。

Facebook上なんですけどね。公開はしてませんけどフェイストゥフェイスで会った方たちをフォローするために

中村:
自分の中で「私が難しい」っていうのを取っていく?
苦手とかそういうのを取っていくって事なんですかね?

今井先生:
同化するだけです。空気を吸っている時に空気と同化するだけで取ろうと思ってやるんでは無いんです。

中村:
取るんではないんですね。

今井先生:
引いて私を見るって感じですね

中村:
自分を…?

今井先生:
引いてみるから自分の良さも浮いてくるし、自分の弱いところも浮いてくるし、その感覚を身に着けると人様に対しても同じように、引いてよりも浮いた状態で見るという感じですね。

そうすると良いところとそうじゃないところが言い方は悪いけど的確にと言うか…

こんな良いところあるな、ここ弱いから「ここどうしたらいい?」って逆に気づきを与えたりとか気づかない時には提案ですね。

ひとつだけじゃなくて「こことこことここがあるんだけどな」って感じで「どれが良いと思う?」って言って選ばせてあげたりとか、出来たら「大したもんやな」って伝えます。

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

中村:
その呼吸って心理学の中で学ばれたんですか?

今井先生:
これに関しては 体験 です。

色んな面談をして数をこなしていったときにいかに単純で聞いた方がまた伝えられて効果があるもの。

中村:
失敗の体験をひっくるめてそういうところに行きついた?

今井先生:
そうですね。だから抜くことをだんだん覚えたら授業も上手くいくようになったし人間関係も恐れがなくなりました

中村:
恐れってありますよね

今井先生:
恐れがあるから校長室へ行けない。恐れが弱くなったから気軽に校長室へ行けるようになったんです。

正直に言うとこの学校は一般的には大変だと言われているんですけどすっごく居心地が良いんですよ。

でも楽しいってところに行き過ぎちゃうとまた我が出ちゃうんで、「その時に楽しい」だけどまた抜くようにしています。

楽しいばかりに浸っちゃうと楽しいが基準なっちゃって変な事になるとすぐに比較が始まってしまうので…

だから毎日やっています。

朝(学校に)来たら

中村:
訓練なんですか?

今井先生:
習慣みたいなものです。

奇跡を呼ぶ呼吸のやり方

岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

中村:
やり方をちょっと教えてもらえますか?

今井先生:
大事なことはまず紙と鉛筆を用意します。

普段持ち歩いて感じたことをメモしていくんです。

中村:
例えば感じた事ってどういうことになる?

今井先生:
我を抜くとふっと何か感じることがあるんですよ。これは全員、私の中では経験があります。

何故かと言うと「あの人嫌な感じがする」とか車に乗っていて「こっちに行きたくないな」とかね。「この店入りたくないな」とか「この人に会いたくないな」とかこれは感じているはずなんですよ。

それを説明してって言ったら「なんとなく」になる。「なんとなく」そこは感じているんですよ。感じていることを感じていないだけで感じているんですよ。

中村:
感じているという事を感じていればいいわけですね?

今井先生:
それをやると「誰が感じているんですか?」って質問になっちゃうからまた私(我)が出ちゃうんですよ。だからそれは分からない。

わからないのは私(我)。だからそうじゃなくて、ちょっと置いておいて…

呼吸を大事にすると色んなものが浮いてくるので浮いたものを出すんだけど出した上でふっと感じたものをメモするんです

メモはものすごく宝です。

中村:
このメモはどう使うんですか?

今井先生:
すぐ分かる時と後から分かる時があります。

日付と時間とか場所を書いておくんですね。このメモを置いておいて「何でこんなこと感じたんだろうな?」って意外と感じたことを忘れちゃうんで…右脳と左脳とあって左脳は論拠能力で覚えているんですけど右脳は忘れちゃうんで…

後から「あれ?そういえばこのシーンって前あったな…」ってちょっとメモを見ると「あー!!」「これ言っとったんだ!今井先生は」って感じです。

そのコツを覚えると色んなところに出来ます。

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

(左)にほんの同窓会:中村 充(右)岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

中村:
やる事とかスケジュール的なことはメモしますけど、やんなきゃいけないこととかはね。でも、感じたことをメモしようと思ったことは無いですよね。

今井先生:
感じたことは(メモしたことが)無いでしょう。

スケジュールの段取りでも感じたことをメモしながら段取りしていくと早いですよ、むっちゃ早い。感じてやった方が仕事は早いです。

出来ちゃっただけだと(主語が)私になっちゃうから出来て、出来た事が誰かのために還元になっていくと「私たち」なんです。

中村:
私達が出来た?

今井先生:
みんなで喜べる

中村:
なんか深呼吸して終わりたいですね…

今井先生:
普通の呼吸でも良いんですよね。吸う時だけを意識するだけで最初は良いと思います。

吸う時にゆっくり穏やかに空気と同化するだけで、肩こり腰痛も少なくなるし視野もね(広がっていく。)

普通の時に(体を左右にねじって)体を動かす。そして目をつぶった時にどうなるか?

中村:
普通の時に体を動かす?

今井先生:
今やってみましょうか?最後に。

(体を左右にねじって)体を動かしてみて、首とか動かして…今何もやってませんよ、ただ普通の状態です。何回か動いてください。目をつぶってまた開けて、この明るさを覚えていてくださいね。

一旦じゃあ目をつぶって楽にして、普通の呼吸で深呼吸じゃなくていい。吸う時に空気と一緒に「これで良いかな?」とか評価もしません。なんとなくでいいです。ふわーっとしていればいいんで、すーっと息を吸って吸うところを穏やかにしてください。

慣れてきたら浮いたもの、浮いた感覚を出していきます。自分が「これで良いかな」と思ったこれも出していきます。だけど出す方よりも半分以上吸う方を大事にしてください。

空気と同化する感じで浮いたものをふっと出す。言われたことを何にも考えなくていいです。ただ単にふわっとしているだけです。

良いですね、思考を変えるだけです。どうですか?目を開けてみてください。

中村:
明るい…?!

今井先生:
でしょ?

ゆっくり首とか肩とか動かしてみて

岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

岐阜県立華陽フロンティア高等学校:今井 隆弘先生

中村:
本当だ…楽ですね

今井先生:
でしょ?

中村:
なんか広がった感じがしますね

今井先生:
これが「気が抜ける」

気が抜けた状態でふっと感じたものがもしあったらメモしてください。仕事をやる前は1、2分で良いですよ。癖みたいにしてあげるとだんだん不調が良くなってくる。

慣れてきたら一呼吸で「抜く」って言うのが出来るようになります。

空気って普通に宇宙には無いので、地球上にしか今は無いので当たり前じゃないので空気があることって。

そこを大事にしていただけたらまた違うんじゃないかなと思います。

中村:
今日は今井先生にお越しいただきましていつもとは違う内容ですけどお話をしていただきました。

ありがとうございました。

今井先生:
参考になれば幸いです

YouTubeでインタビュー動画を公開中!