同窓生が嬉しいと思える活動をしていきたい:埼玉県立新座総合技術高等学校同窓会・こぶし会

今回のにほんの同窓会のインタビューは埼玉県立新座総合技術高等学校 同窓会長の稲田正之先生にお話しを伺いました。

インタビューイ:稲田会長
インタビューア:中村 充(にほんの同窓会理事長)

中村:
本日はですね、埼玉県立新座総合技術高等学校同窓会
会長の稲田正之先生、教員もされておりまして…本日はこれ実習室ですか?

稲田会長:
はい、そうです

中村:
実習室からお送りさせていただきます
先生、本日はよろしくお願いいたします

稲田会長:
はい、よろしくお願いします

中村:
新座総合技術高等学校はどのぐらいの歴史があるんですか?

稲田会長:
新座総合はもう30年じゃきかないですよね、もう35年ぐらいですね

中村:
稲田会長は同窓会の会長は何年?もう結構されてるんですか?

稲田会長:
もう19年ぐらいですね

中村:
35年の学校で19年?

稲田会長:
19年やってますね

中村:
19年やる、もともとなるきっかけっていうのはなんだったんですか?

稲田会長:
最初は1期生が結局同窓会長やってたんですけども
なんかちょっとできないと

埼玉県立新座総合技術高等学校同窓会・こぶし会

(左)にほんの同窓会:中村 充 (右)埼玉県立新座総合技術高等学校 同窓会:稲田会長

同窓生が喜んでくれる活動をしていきたい

中村:
え?2代目?

稲田会長:
2代目なんです。

中村:
…の会長なんですか?
先生は1期生?2期生?

稲田会長:
2期生だね

中村:
やってるからって言っても、そんなに…どういう関係で引き継ぎ?

稲田会長:
結局引き継ぎはないですね
1期生がずっとやってて、その後新座総合の学校の先生の方から連絡があって
「ちょっと同窓会長今枠があいてるということでやってくれないか」
と言うので、「いいですよ」って言ってから気が付けば19年と

教員として、同窓会長として

中村:
先生からのご指名なんですね?

稲田会長:
そうなんですね

中村:
当時から学校の教員されてたんですよね?

稲田会長:
その時はやってますね

中村:
高校の時の思い出っていうのは
この先生の立場から見るとどうなんでしょうね?
会長もされてるわけじゃないですか

稲田会長:
自分も新座総合にいた時に
あんまり先生方がいなくなっちゃうっていう感覚がなかったので

中村:
先生の時にはね

稲田会長:
で、気が付くとなんか「あー、あの先生いなくなっちゃったんだ」とか
なんか「入れ替わっちゃったんだ」っていうのはあったんで
なんか不思議な感じですよね
教員になってみると
「あ、そうか そういうことで転勤とかもあるもんなんだろうな」

中村:
そう、最近は結構長くいないですもんね、先生がわりと

稲田会長:
そうですね、早ければやっぱり5年とかぐらいでは変わることが多いので

埼玉県立新座総合技術高等学校 同窓会:稲田会長

埼玉県立新座総合技術高等学校 同窓会:稲田会長

中村:
同窓会っていうのはどういうもの?

稲田会長:
ざっくり言うと、自分が同窓会長になった時に思ってたことだけど
やっぱり母校を懐かしいなと思った時に
「じゃあどうやって連絡とったものだろうか」みたいな
その時に頼れる場所というのが同窓会なのかなって

中村:
だけど会長になられた時には
まだ母校を懐かしいっていうほどじゃないですよね?

稲田会長:
全然、もう19年前なので 真っ只中なのでもう忙しいばっかりで
その頃は本当にたまたま同じ職種なので
学校っていう所に近くにいられるので
自分の仕事として新座総合生を見かけた時に
「あ、これはきっと同窓生も見たいかなとか聞きたいかな」
っていうのを情報発信する、みたいなところですね

中村:
今、三郷工業技術高等学校にいらっしゃるんですけど
新座総合の学校の方には勤務されたことは?
母校の方には勤務されたことは?

稲田会長:
ないんです

中村:
ないんですか
逆に向こうに…先生になりたいっていうのは別にそれもないんですか?

稲田会長:
特に…実家は近いんで便利かなぁとは思うんですけど
やっぱりね、同窓会長としての立場でやってるぶんには
たぶん母校に行ってないほうが…

中村:
そういうもんですかね?

稲田会長:
自分の気持ちとしても好きなことは言えるし
母校からしてもなんかね、中の職員が同窓会のことでいろいろ言っても
ちょっとうまくいかないかなって

中村:
逆に会長としての立場が…

稲田会長:
実際なんか同窓会としては守らなきゃいけないところなんだけど
中にいちゃったらたぶん言えない

中村:
教員としての立場があるから

稲田会長:
教員としても、内情もよくわかるので

中村:
逆にそういうの知らない、いないほうがいいみたいな

稲田会長:
知らないっていう立場で物が言えるっていうのは
離れてる利点かなと思いますね

中村:
なるほど、そういうのあるかもしれないですね
ましてや会長ですもんね

稲田会長:
そうですね、向こうからしたら…

中村:
言うことは言わなきゃいけないみたいなのもあるんでしょうけど
逆にいたら…

稲田会長:
言いづらい

中村:
いた方がいいのかなと思ったけど
言いづらくなっちゃうかもしれないですね

稲田会長:
向こうからしたらなんか我儘な会長だなぁと思うかもしれないんですけど、
でもやっぱり…

中村:
それはそれで別に構わないわけでしょう?

稲田会長:
それはしょうがない
言わざるを得ないこともあるのでしょうがないかなと思ってます

中村:
なにか会長として学校側に要求すること?
言われることがあるんですか?そういう…

稲田会長:
お願いとか要望、なんかこういうのがあって…とか
例えば近いところだと30周年とかで
少し予算を手助けしてくれないかっていう要望があったりとか

あとはあんまり最近ないんですけど
同窓会の方から同窓生に何か連絡をしたいとかっていうそういう連絡ですね

もう日々あるっていうことじゃなくて本当に年度で区切れるわけでもなく
もう終わるわけでもなく、なんかずっとあって
時々なんかあんまりね、普通会社とか学校とかだと
年の何月になったらこの行事が、みたいなのがあるんですけど
同窓会はそういうの無いので

中村:
そうですね

稲田会長:
ただただずっと存在し続けて…

中村:
まぁそうですね

稲田会長:
何かあれば受け入れるっていうことしかできない

中村:
やっぱりなにをするわけじゃないけど
やっぱりずっと存在し続けることが同窓会なのかもしれないですね

稲田会長:
なんかそこが一個なかなか受け入れてもらえない時もあるんですけど

中村:
あ、会員さんにね?

稲田会長:
なんか何もやってないんじゃないかっていわれることもあるし
確かに毎日毎日何かやってるかって言われると
そういうわけではないんだけども

じゃあ何もしてないかって言われるとそういうわけでもないという
やらざるを得ないところはいっぱいありますよね

同窓会の活動について

中村:
逆にそのやらなきゃいけないことっていうのは結構あるんですか?

稲田会長:
30周年の時にはよくPTAの方と話をするとかあったので

中村:
周年行事の時とかね

稲田会長:
何か疑問があった時に同窓会はこういうことやってますよっていうのを
やっぱり自分の口から言うとみなさん納得していただけるんで
なんかそれまでは想像かなんかの世界で
いったいこの団体は何なんだろうっていうところがあるので

中村:
新しい卒業生いるじゃないですか
その入会みたいなのは結構スムーズにいってるんですか?

稲田会長:
そうですね
だいたい2月、1月ぐらいに3年生が卒業式に向けて学年集会をやるので
その時にお邪魔して同窓会の説明をしたりとか

中村:
会長が行って?

稲田会長:
はい 行けない時は母校に残ってる人達で説明していただいて
必ず年1回入会式っていうことでやってますね、説明と
結局同窓生に向けて何か連絡をしたいっていった時に
この人は同窓生じゃないとかっていうことはあり得ないと思っているので
卒業生はみんな同窓生だと思っているので

中村:
そうですよね

(左)にほんの同窓会:中村 充 (右)埼玉県立新座総合技術高等学校 同窓会:稲田会長

(左)にほんの同窓会:中村 充 (右)埼玉県立新座総合技術高等学校 同窓会:稲田会長

稲田会長:
だから、何かあれば全員に連絡をするっていうのが基本だと思っているので

中村:
やっぱり基本的には卒業生=同窓生なわけですね、今は

稲田会長:
そうですね

中村:
それは理想的な形だと思うんですけどね
なかなか県立の学校とか都立の学校でそれができないところも
結構あったりするので

同窓会のウェブサイトについて

中村:
今新座総合の方の事務局はやっぱり卒業生の方がされてるんですか?

稲田会長:
そうですね、卒業生でずっとやってもらってますね

中村:
今会長が2期生ですよね
失礼ですが今おいくつになるんですか?

稲田会長:
もう今年50

中村:
そうするとまだ今の時期ってやっぱり仕事に子育てにっていう…

稲田会長:
もう大変です

中村:
同窓会っていってもなかなかね

稲田会長:
そうですね なんか同窓会でホームページをずっと
同窓会を自分が引き受けた時からずっとやってるんですけど
どんどん更新が遅れてますね

中村:
ホームページはあるんですね

稲田会長:
あるんです
無料で使えるところをもう閉鎖されては新しく作り…みたいな感じで
今ほどフリーになかなかできなかった時代からずっと作っていたので

中村:
ホームページは一応あるわけですね

稲田会長:
そうですね だから母校がホームページを始める前からやってたんです

中村:
そうなんだ それ相当前ですよね

稲田会長:
だいぶ前ですね 本当にホームページがまだそんなに
今ほどは流行ってない時にはもうやっていたので

中村:
学校のがない頃ってもう何年から?いつから?

稲田会長:
学校のホームページ始まったのはまだ15年ぐらい経つのかな?

中村:
そうなのか…

稲田会長:
はい、その前からやっているので

埼玉県立新座総合技術高等学校 同窓会:稲田会長

埼玉県立新座総合技術高等学校 同窓会:稲田会長

中村:
僕も来た時にちょっとホームページとか
学校のページちょこっと見たんですけど
なんかリンクされてなかったような気がするんですけど

稲田会長:
そうですね だいぶ前に学校のホームページが
「リンクをしませんか?」って案内をもらったんですけども

中村:
学校の方から来ますよね

稲田会長:
そのほうがアクセス数も増えるだろうということなんですけど
結局そうしちゃうと学校のホームページの一部になってしまうので
見る人からするとレイアウトだとか内容的なことなんかが
どうしても学校のルールに従わなきゃいけない

中村:
学校のルールに従わなきゃ…あぁ

稲田会長:
別に悪いことしようと思ってるわけじゃないんですけど
自由に同窓生が勝手にやってるページっていうのを
コンセプトにしたかったので

中村:
あえてリンクは張らない

稲田会長:
リンクしない
こちらから母校へリンクすることはあると思うんですけど
なので、リンクの中でも
同窓生が勝手に開いているページへのリンクはあるんですね
だからそういう、あくまでも同窓生視点のものにしたいという
なんかね、学校のルール…ホームページから直接貼るのに
懐かしい先生の思い出話みたいなのが書いてあって
なんかちょっとあんまり学校のページとしてどうだろう
みたいなのがあった時に…

中村:
学校の管理下には入りたくないわけですよね?

稲田会長:
学校にも迷惑がかかるし
だけど、ただの同窓生の戯言としてはありかなと

中村:
その団体としてはね

稲田会長:
そうです
そういうふうにしておくことで
こちらも自由だし母校に迷惑は掛からないしで
懐かしいだけであって別に迷惑をかけようっていう気はさらさらないので
それがなんかね、そういうことで済む

中村:
会長でいらっしゃるんだったらもうさっきおっしゃってたように
母校に勤務しないほうがいいみたいな感じのことと同じですよね
たぶんね。

稲田会長:
…がいいのかなって

中村:
今のホームページもなるほど、なんでホームページそんな前からあるのに
リンクしないのかなっていうのは
ホームページあること僕知らなかったんですよ
学校のホームページはちらっと見てきて
同窓会のページがなかったので
「あれ?ホームページないんだろうな」と思ってたんですけど
あえて貼らない。なるほど。自由な?

稲田会長:
そうです
母国のホームページが立ち上がるよりももう何年も前に作っていたので
それが公開されて、同窓会のホームページとして検索サイトでは一番
新座総合ってやれば同窓会のホームページが一番だったので
最近更新されてないのであんまり一番にならないんですけど
やっぱり更新がなかなか滞るので、リンク切れとかすると
学校のページでリンク切れとかすると格好悪いじゃないですか
だけど、同窓生が勝手にやってることなので
格好悪くてもごめんなさいで済むんで、そういう意味でいいかなと
学校のホームページなんかだと
やっぱり校長、教頭の許可を得て外に出るので
たぶんなんかどうでもいい話をわざわざ校長の許可はいらないと思うし
ご迷惑なので
なのであえて独立しているという

会員の皆様へのメッセージ

中村:
更新も会長がされてるんですか?

稲田会長:
そうなんです

中村:
それも大変ですね

稲田会長:
本当は役員で役割分担をしたんですけど、やっぱり上手くいかなくて
もう自分でやるってことで

中村:
みなさん仕事の方も結構大変だと思うので
なかなか機能しないっていうのが…

稲田会長:
みなさん結局専業の方があるので
本当にボランティアでやってくれているのが現状なので

中村:
今後の同窓会としては、何か課題とかビジョンとか?

稲田会長:
課題、ビジョンは本当にもう自分が引き受けてからずっと
変わらずなんですけど、結局は同窓生が嬉しいと思うことをやろうと

中村:
同窓生が嬉しいと思うこと?

稲田会長:
だから、何かいろいろリクエストだったり他校の例だったりとか
いろんなの聞くんですけど、まぁでも最終的に
同窓生が喜ぶかどうかっていうところだと思っているので
で、結局19年前にその当時の役員と話をして
やっぱり若い学校なので予算がないと
なんか見てくれはありそうに見えるんだけども
人数で割ったところでもう本当に何もできないような…
でもそれが本当なんだと思うんですよね

中村:
そうですよね、実情はそうですね

稲田会長:
何かやろうと思ったら7,000人に向けてやらなきゃいけない
だから年度で変わるわけでもない
でも最終的にはやっぱり同窓生が喜ぶことをやろうと
で、懐かしいと思えることをやろうと
そのためになんとか、それまではお金を貯めようというので
今もう頑張るのみです

(左)にほんの同窓会:中村 充 (右)埼玉県立新座総合技術高等学校 同窓会:稲田会長

(左)にほんの同窓会:中村 充 (右)埼玉県立新座総合技術高等学校 同窓会:稲田会長

中村:
継続していく
次は40周年になるんですか?
区切りとしてはたぶん…どうなんですか?

稲田会長:
学校としてはたぶん40なのかなぁと思いつつも
同窓会としては名簿を15年刻みで出しているので

中村:
15年刻みなんですか?

稲田会長:
はい
15年、30年と出しているので45なのか

中村:
今から10年後ぐらいですか?

稲田会長:
10年後…そろそろ定年かなっていう

中村:
会長が定年かなって?

稲田会長:
定年かなって

中村:
本気で同窓会できるじゃないですか

稲田会長:
そうですね
いよいよこちらが専業になるのかなっていうね

中村:
もし続けてもらえれば本当、本気で同窓会の方が
それも面白いですね
現役からちょっと外れていただいて
同窓会の会長として…60で定年なんですか?

稲田会長:
そうですね、たぶん60だと思います

中村:
そうですか
新座総合技術高等学校の卒業生、同窓生、会員っていったら
いいですかね…に向けてなにか会長としてのメッセージを何かあれば
あっち側のカメラの方へ向って何か言ってもらえればと思いますけど

稲田会長:
同窓生のみなさん、大したことは言えないんですけども
やっぱりさっきから出ているように同窓生が楽しいと思える
同窓生が母校を懐かしいと思える
そういった組織にしていきたいなと常々思っています

入会式の時にも毎度毎度言うんですけども
長いスパンで見てくださいということで
あとはもう時を待つしかないという感じで
みなさんがもう定年して母校を懐かしいって
その時に急に同窓会を始められませんので
それまでに予算であるとか、あるいは名簿であるとか
そういったことを続けていざという時にすぐ動けるように
準備をしています

ぜひとも協力をしていただきたいなと思うのと
活用をしてもらえるように今頑張っていますので
何かあったらメールのアドレスなんかもホームページに載せてありますし
あとはいろいろ連絡手段も
同窓会事務局さんの方にもお願いしながらやっていますので
是非とも連絡をください

ちなみに、メールに答えているのは私です
時々メールを送っていただいて私が答えています

中村:
なるほど
ぜひまた会長のところへメールなりなんなり
送っていただければと思いますので
本日は新座総合技術高等学校、同窓会長稲田会長にお話を伺いました
先生、本当にどうもありがとうございました