伝統を伝えていく:岩手県立黒沢尻北高等学校同窓会

今回のにほんの同窓会のインタビューは岩手県立黒沢尻北高等学校 同窓会の伊藤 彬会長にお話しを伺いました。

インタビューイ:伊藤会長
インタビューア:中村 充(にほんの同窓会理事長)

中村:
会長をされるきっかけってのはどうなんですかね?

伊藤会長:
前職の市長時代はとってもとってもそういう役職にはつけない立場にありましたけども
私の二個下の人でね、岩手県の副知事だった高橋洋介さんが会長なさってたんです

大変順調に推移してまして
これは長期政権だなと思ってたんですが、家内が病に倒れちゃいましてね
残念ながらお亡くなりになったと
そのあと丁度私が市長を退職した後だったもんですから
「じゃあやってよ」ということになっちゃいましてね
お受けすることになったのがスタートだった

中村:
普通に市長さんを退職…任期を終えたという形で会長の方へ?

伊藤会長:
はい
歴代の会長さんはね、結構皆元気のいい方で長い会長さんだったんですね

中村:
代が?

伊藤会長:
はい
高橋陽介さんが会長になった時も相当長くやってもらえるなと思って
安心してたんですけどね、残念ながらそういうことになっちゃいました

中村:
会長としては仕事っていうのは、役割というのはどういう風な感じなんですかね?

伊藤会長:
そうですね、一つには卒業生・同窓生の繋がりをね、きっちり保っていこうということですし、それから同窓生が母校をね、現役の生徒を応援してあげようよね、という繋がりが強くなっていけば現役の生徒が一生懸命頑張って学校が発展していくよというようなことになるんで同窓会の大きな役割というのは同窓生が皆手を合わせて現役の生徒をきっちり応援していこうよね、とそれと後は培った伝統を現役生徒に伝えていこうよね
そして学校がずーっともっともっと発展するような位置づけに持ってこうよねっていうのがまあ大きな目的だろうと思いますよね。

中村:
さっき卒業生のつながりと仰ってましたけど
さっきお伺いしたら地域の繋がりっていったらいいんですか?
地域誌って言ったらいいんですか?

伊藤会長:
まあ遠くは大阪・東京、あるいは仙台、あるいは県内に同窓会がありますけれども、遠くに行った人達は故郷に対する思いが強いのとその地域で同窓生の繋がりがあれば非常にいろんな意味で相談をしたり協力しあったりすることがあるんで、そういう繋がりを強くしたいなってのは遠くにいればいるほどどうもあるみたいなんですよね

もう一つは段々年取っていきますとね、母校に対する思いが強くなってきて今どうなんだろうっていう話をしながら自分が学生の時の思いを伝えあいながら若さを保つ秘訣をね、そこにあるんだと仰る方が結構いますよね

中村:
元気のもと?

伊藤会長:
はい、年に一回はね集まって校歌を歌おうとかね、それが元気の源だとかって言ってますけども卒業してから年数が経てば経つほどそういう思いが強くなるのかもしれませんね
したって現役生徒は元気でやってんのかい?野球は勝ってんのかラグビーは勝ってんのか?とそういう話題もいっぱい出ますね

岩手県立黒沢尻北高等学校同窓会

岩手県立黒沢尻北高等学校 同窓会:伊藤 彬会長

伝統を伝えていくのが同窓会

中村:
スポーツ関係でも結構強いじゃないですか?

伊藤会長:
はい、色んなスポーツがね、結構強いんですから学校の伝統は文武両道ですから、武が強い時は文も強いと両方良くて良い高校生が育つんだというのは学校の伝統に位置づけられてますんでね
だからOBも皆自分が現役の時色んなスポーツやってましたからね
自分がやったスポーツ、野球だったりラグビーだったりテニスだったりしますからそれが今どうなんだという関心が非常に強くあるようですよ

中村:
先輩としてやっぱその後輩がどのような活躍を、みたいなね
それも素晴らしいですし
この岩手県にあって遠い…大阪でもね、同窓生が集まれるっていうその一つの高校でいたっていうだけで集まれるっていうのは凄いなあって思うんですけどね

伊藤会長:
集まるきっかけが遠くになれば、エリア広いですからなかなか集まりにくい
でも同窓会があるよと、そういうきっかけがね、集まるきっかけになるようですから大変同窓会の活動としては良い機会を与えてるっていうことにもなるかもしれませんね

中村:
会長も行かれるんですか?そういう支部とかにも

伊藤会長:
お招きを頂きますから喜んで参加してますし、全国のね、OBの方に呼びかけなきゃいけない活動っていうのは結構ありますんで
そういう思いを、あるいは本部が考えてて今年は何やりたい来年は何やりたいっていうような事業計画がありますね
そういうことを現地に出向いて行って説明して

中村:
ダイレクトに

伊藤会長:
はい、で、お話をしたり
勿論年に一回の会報を出してますからお読みいただくケースはあるんですけどもっと具体的に聞いてみたいよね、っていうようなことがありますよね
紙面だけでは伝わらないことは多いもんですから出向いてって色んな懇談をして、あるいはそれに対するご意見やアドバイスいただくなかなかいい機会になりますよ

中村:
じゃあ会報誌だけじゃ質問はできない?

伊藤会長:
できない

中村:
会長ここどうなんですか?と
その本部の思いを各支部に伝えに行くってダイレクトに話しに行くっていうのは、これは結構凄いなと思うんですよ
素敵で、大阪まで行かれるんですか?

伊藤会長:
大阪も東京も行きます
ただね、集まった機会に皆と話をしたいとか、まあ一杯やりたいっていう思いも強いですから私があんまり長く喋ってると早く飲みたいから「もうぼちぼちやめろ」なんて怒られたこともありますけれども

中村:
そんなこと言われたんですか

伊藤会長:
おもしろいですよ

中村:
やっぱ楽しいっていうのが前提でないとダメでしょう
成立しないと思うんですよね

伊藤会長:
集まるときはですね、やっぱり同級生に皆声掛けをしてミニ同窓会、同級会があるんですね
だからその仲間と話をしたいのが目的で来られる方もいますからもう余計なこと聞きたくない、早く一緒に和やかに楽しみたいっていう方もいらっしゃるんで色んな雰囲気の中でね、それぞれの支部の活動が行われておもしれえなと思って参加してます

同窓会には財産がたくさんある

中村:
会報も毎年出してる?

伊藤会長:
はい、出してます
これはねえやっぱり楽しみにしてくださる方がいるんですね
母校どうなってんのか、同窓会にも中々来られない方いますから
こういう紙面を通じてですね
母校の様子を見たりする方も結構います

中村:
結構こういった…これが39号となってますけど
もう40近い歴史があるわけですよねこういう会報誌も
卒業生も2万…

伊藤会長:
超えてるんです

中村:
2万950名ですか

伊藤会長:
はい
ただお亡くなりになった方も結構いますから現実的にはですね、じゃあ現存化しておられる方のどれくらいいるかってのは、俺もいつもね、把握が難しい点なんですよね
ですから色んな意味で消息をね伝えてくださる方法がねもうちょっとPR出来ればいいのかなと思ってるんですね
会報欲しいって人もいれば「もう亡くなったからいらねえ」って人もいるしその辺のところがね、まあ本部としても同窓会事務局さんにお願いして綿密にやっていただいてますけれどももう少し突っ込みたいところでもありますよね
難しいです、全部を把握するのはね

中村:
住所が分からない方に折角作っても

伊藤会長:
そうなんです

中村:
お届けできないできない
会長ちょっとこの2万名の卒業生に向かってちょっとコメントをこの辺の届けてほしいというか

伊藤会長:
お願いしたいのはね、自分の所在をね
なるべくお知らせいただきたいってことなんですっていうことが
それをお知らせいただくと間違いなく会報をお届け出来ますから

中村:
そうですよね
これが届くわけですからね
届かない方是非ね、それと届いてない方

伊藤会長:
じゃあどうすればいいということになれば
学校に電話して頂いても良いし
誰か友達と連携をとって友達経由で連絡して頂くと

中村:
後で住所と電話番号また貼っておきますね
そこに電話して頂ければ
連絡先をちょっと入れときますね

伊藤会長:
はい
後は登録してない方でも同窓生、同級生で集まるケースが
あるらしいんですねそういうときに所在をですね
ただね、所在を教えたくないって人もいるんだって中には

中村:
良いとは言えませんけどね

伊藤会長:
折角ですからね、転勤をしたりなんかしたときにはですね
学校に一報頂ければ大変ありがたいですね
なるべく多くの人に見てもらいたい

せっかく送ってもね返送なっちゃう場合が結構あるんですよ
別にご寄付の要請ばっかりじゃありませんので
学校の状態を伝えたいし現役の生徒は今ね、どんな活動をしているか
っていうことをお伝えしたりするのでもね

あるいは色んなとこでね、活躍してる方がいっぱいいますからね
そういう方に「こういうことだったら俺手伝ってあげるよ」とか
「こういう風にしたら?」って意見いただくことも結構あるんで
それが同窓会の良さでもありますんでね
是非住所のご連絡をお願い出来れば

中村:
これ自体は無料ですもんね
有料というわけではないですもんね

伊藤会長:
そうです

(左)にほんの同窓会:中村 充 (右)岩手県立黒沢尻北高等学校 同窓会:伊藤 彬会長

(左)にほんの同窓会:中村 充 (右)岩手県立黒沢尻北高等学校 同窓会:伊藤 彬会長

中村:
東京とか、先ほど支部が大阪にもあるって
そういった遠くの方でもこの来た報道誌で集まれる可能性がね

伊藤会長:
はい、あの支部もね組織作ってないところでも
同窓生が集まってる地域は結構あるようです

中村:
ふるさとの話で盛り上がってね
そこでしかわからない会話ですけど、それは中々
そこの現地で会った人たちとは違う会話がね、コミュニケーションが
出来るんだと思いますからね

伊藤会長:
同級会なんか、としまえんだったりなんかで集まりますけどね
やっぱり話題の中心は自分が現役の時にね
どんな思いで高校生活を過ごしたかとかね
あの頃は楽しかったよなあとかっていうお話で盛り上がりますんでね
若返る秘訣にもなるかもしれませんので

中村:
元気のもと

伊藤会長:
はい、それから若い方ですね、先輩がその地域で活動してますんで
色んなご相談ができたりね、そういったことが出来るんで
同窓会集まるとね、先輩ばっかりってね
どうも立場が無いって若い方が仰るんですけど
どうも先輩に甘えてね、色んなアドバイス頂いたりお手伝い頂いたこともね
結構有効だと思いますので
若い人の参加もね、ぜひお願いしたい

中村:
先輩を活用してくださいってね

伊藤会長:
結構ね面倒見たがってる先輩もいるんですよ

中村:
こちらの先輩はかなり出世コースを行っている方が結構おられるってね

伊藤会長:
そうなんです、凄い人がいるんですよ
改めて凄えなこの人って各地お訪ねしますとね
お会いできて大変うれしいですよね
ずっと全国で社会に活躍されてる方がいっぱいおられるんでね

中村:
若い方是非ね、そういうツテをね
大きな財産ですよね

伊藤会長:
そうです
だからラグビーなんかで花園に出場しますとね
やっぱり同窓生いっぱい来ますよね
グラウンド行ってからね、「ようようよう」とかね言ってほしい
やっぱり母校の活動ってのは気になるんですね

中村:
でもやっぱり自分がラグビーやってなくとも
そこに行けば良いステータスですよね
これが母校だって誇れますもんね

伊藤会長:
色んなとこから来てますからね、
そこで「やあやあ」と再会を楽しんだりね、してますよ皆

時代は変わっても同窓会の目的はひとつ

中村:
会長も結構そうやって皆さん仰るように色んな支部総会に出向いたりとか、
当然本部の仕事がありーの、会長職って時間取られるじゃないですか

同窓会長さんってボランティアみたいなもんですよね、
別にそれが仕事で給料が出ている訳じゃないと思うんですけど
寧ろ出費ばっかりで、寄付とかね

自分の労力も使ってお金も使ってだと思うんですけど
ここまで出来る動機ってのは何ですかね?
なかなか普通の人には出来ないとこあると思うんですよね

伊藤会長:
どうでしょうねえ
たまたま私は親父が1回生で、私が30回生

中村:
お父さんが1回生?
それは凄いですね

伊藤会長:
それから子供たちがまあ60回生近辺かな
代々皆お世話になってる学校ですから

中村:
代々ですか

伊藤会長:
はい
まあ歩いてすぐのそばですからね
なんかそういうの手伝えて言われればね、
喜んで手伝おうかなって気になりますよね

中村:
色んなご意見も、良いご意見だけでは無いね
はっきり物を言う人もいる中で、そういうのも結構あったりとか
統括していくのは結構大変だろうなと思うんですよ

伊藤会長:
でもね、会社経営だとかね
損得を考える団体でもありませんから
そういう意味では皆母校のためにという目的意識がしっかりしてますから
そういう意味では

中村:
母校愛というところで?

 

(左)にほんの同窓会:中村 充 (右)岩手県立黒沢尻北高等学校 同窓会:伊藤 彬会長

(左)にほんの同窓会:中村 充 (右)岩手県立黒沢尻北高等学校 同窓会:伊藤 彬会長

伊藤会長:
はい
それこそ手法は違ってもね、目的が一つですから
そういう意味ではまとまるときはまとまりますよね

十年一昔と言いますけどね、年々変わってきてますよね
そういう意味で今の高校生はどうあるべきかってことを
学校の校長先生を中心にして色んな事を考えますよね

面白い事業をやるときには同窓会少し手伝ってよとか
同窓会の意見はどう?って聞かれる時があって、面白いから是非やろうとかいうことの
応援母体としてねやっていく活動も大変同窓会、重要な役割ですよね

今ね、グローバル時代になってきたから
高校生をね、海外派遣しながら色んな国を見てもらったり
色んな情報を得たりして、将来の自分の職業選択だとか
そういうことを定める面でもね
色んな機会を与えてやろうということで
去年あたりからね、海外派遣の応援をしてるんですね

中村:
同窓会がですか

伊藤会長:
はい
勿論現役の生徒も頑張るしPTAも頑張るけど、同窓会も一緒になって
毎年子供たちを10人~20人ね
海外に行って研修…

中村:
凄いですねえ

伊藤会長:
去年から始めましたけれども、同窓生の皆さんからね
応援をいただきながらやってますけれども
こういうことは将来の子供たちのために
大きな役割を果たすことになると思ってますね

中村:
しつこいんですけど、そこまでくるともう
同窓会って高校に貢献するってあると思うんですけど
具体的に高校生の教育についてどうあるべきかってとこまで考えるのは
なかなか具体的にそういう、校長先生が話して
同窓会が応援しながら援助しながら、やってくっていうのは
在校生幸せですね

伊藤会長:
と、思ってもらえれば良いですね

中村:
同窓会としても凄いですよねそこまで行くと

伊藤会長:
校長先生以下色んなことを考えて色んな事をやっていきたいっていう
アイディアがありますよね、それを実行に移すときに
学校だけで出来ることと

やっぱり色んなとこの応援を得ないと出来ないこととありますよね
そういうときに同窓会は一番身近にいるわけですからお手伝いしやすいし
学校も同窓会を頼ってくるとこがあるとすれば
そこのね、内容が良ければのめりこみをしていきたいってのが
今の同窓会の考え方ではありますけどね

それを全国にPRすると
今度は応援のため「はばたけ基金を作るよ」なんて
カンパを募ったりするとね
結構沢山の同窓生から応援いただいて
今年かな?今年も10名の生徒を本校から中国の方に行って
色んな研修をして帰ってきましたけれども
やっぱり高校生の伸びしろってのは大きいですよね

中村:
人生変わるでしょうね

伊藤会長:
はい
色んなものを見て聞いて吸収する能力っていうのは
私たちが思っている以上に強いですから
そういう機会を与える事によってね
どんどん伸びるんだなと思ってね、期待してるんですよね

中村:
同窓会はそういう機会を与えているってだけでも
結構大きいと思いますね
また同窓会になっていったときにはね、また援護してくれるでしょうしね

伊藤会長:
そうなんです

中村:
組織をまとめるときに皆ご厚意で集まっているといっても
一言そこに戻すっていうか
芯をね、会長がしっかり持っているからまとまるんだろうなあと
いうのはあったんです、先ほど聞いててね

伊藤会長:
そうでもないですよね

中村:
でもね、そこで会長言い切っちゃうとそうだよねって
たとえば意見割れてもそこに集結してしまうんだろうなってのは
流石だなって思ったんですよ聞いてて

伊藤会長:
私がまとめ役っていうよりもね
なんか皆そんな意識の中で集まってきますから
あまりね、ややこしいことは無いんです
もっともね、これは歴代の同窓会長がね長年おやりになって
きちっとした礎を作られてるんで
そういう意味ではもう何ですか、土台ができてるってこと
なんだろうと思いますね
だから私だって改革をしようとかね、
新しいことを別に手がけていなくても、わりと応援隊がね
すっと乗ってくれるかなということで、大変ありがたいなと思っています

中村:
改革というかまあ、良き伝統ですよね

伊藤会長:
良き伝統、はい

100周年を見据えて

中村:
良き伝統をね、ずっと伝承されてるんじゃないかと思うんですよね
今後、まあこれから100周年という
大きな刻みが出てくると思うんですけど
同窓会の方たちとか会長の今後の目標というか夢というか
やりたいことが何かビジョンがあれば何か

伊藤会長:
まず基本的にはですね
もう90何年もなりましたんでね、90何年もなりましたから
伝統をきっちり守っていくということをですね
それから時代が変わってますから
その伝統の上に更に
近未来を見つめた同窓会としての役割はね、
どうあったら良いかってのを見直す時期かもしれませんけれどもね
まあ要はね、現役の生徒が元気に文武両道を実現出来ればいいな
というのが最大の眼目ですから
まあそれは同窓生みんな同じなんですね
特に自分がいたクラスがね、活躍すっとみんなすぐ喜ぶんで

中村:
現役の生徒まで本当になんかあの、
同窓会長と校長先生と教育について語るなんて結構いい話
ちょっとそれもね、いいところだと思うんですよね

伊藤会長:
うちの学校の場合はですね、OBが校長先生になってくるケースも
結構ありますから

中村:
なるほど、そうですよね

伊藤会長:
そうすると余計燃える時期があるんですよね
他の先生が駄目って意味じゃないですけどね
だからそういう時期になると色んな意味でね

中村:
卒業生が先生になってきていらっしゃいますからね

伊藤会長:
普通教師ではまあ結構なメンバーがね
同窓生がいますけれども
校長先生、リーダーがね、同窓生になると
またその人のイメージがギュッと出てきて集まりやすくなるっていうのも
何年かいっぺんにね、ありますんで
それもいいきっかけになってますね

中村:
その会長職とか同窓会に携わってて
「あーこれよかったなあ」っていうエピソードでもあれば

伊藤会長:
そうですね、やっぱり単純に嬉しいのはね
スポーツで、全国大会に行ってそれを応援に行って与えられるのはですね
同窓生としては大変に嬉しいですね
勿論学業の方でもね、
医学にいっぱい入ってくれたという時も大変嬉しいことですよね

中村:
卒業生へのメッセージでもいいですし
他の全国高校5000ぐらいあるんでそれぞれやってると思うんですけど
まあそういった会長これからなる方とかね
若い同窓会もたくさんいますので
そういう方へのメッセージがあれば会長の方から
OBとしてちょっとこう

伊藤会長:
うーん
難しいですけどね
その学校その学校のね、それぞれの特徴と伝統がありますし
地域性もあるでしょうしね

まあアドバイスっていうよりも
私たちは黒沢尻北高校の同窓会をやってますけれども
同窓会の活動の在り方についてもね、色んな学校独自のことで
いい授業やってるとかいいことをやってるなんてのは
是非教えてもらいたい
参考にしてね、うちの学校でもやれることあれば是非
それを実行に繋げていきたいなという風に思いますよね

アドバイスというと僕はみんな強い人はどうせ会長になるわけですから
一生懸命やればいいし
たくさんの人の意見が集まるような形の同窓会で
いいんじゃないでしょうかね

よく運動部の後輩にも言うんですけど
運動部の同窓会やるとですね、
レギュラーばっかり集まってくるんですよね
レギュラーばっかり集まってくるOB会はあんまり強くない
本当に補欠だったり支えてくれた人もみんないて
一緒にね、活動した楽しみをOB会として語って
次に備えるような形がいいOB会よねっていう
そうすっとレギュラーしか集まってこないんですよ

補欠はレギュラーなれなくて面白くなかったのかもしれないけど
でも本当のそういうクラブのOB会なんかねえ
クラブに在籍した人が一人でも二人でも集まってくるOB会だからね
後輩に対する支援も強いですね

中村:
レギュラーになる人なんてごく一部ですもんね

(左)にほんの同窓会:中村 充 (右)岩手県立黒沢尻北高等学校 同窓会:伊藤 彬会長

(左)にほんの同窓会:中村 充 (右)岩手県立黒沢尻北高等学校 同窓会:伊藤 彬会長

伊藤会長:
全国のOB会で強いとこ見てますと
やっぱり集まる密度が濃いって気がしますよね
だからトータルで同窓会が活発化してるってことは
なるべく多くの一人でも二人でも多くの
同窓生が集まってくるようなOB会運営が出来れば理想的でしょうね
ですから先ほど申し上げましたように
住所移したらちゃんと教えてね、ちゃんと会報送るからさっと

中村:
これから100周年の準備にもね、入ってきますからね

伊藤会長:
はい、入っていかなきゃいけないし
是非現役をいっぱい応援してもらいたいと思いますね

中村:
本日黒沢尻北高校の同窓会長に色々お話を伺いました
本当に今日ありがとうございました

伊藤会長:
ありがとうございました
そうぞよろしくお願いします
ありがとうございました