2023年06月に新しくインタビューを実施、公開しました
インタビュー情報
インタビューアー
にほんの同窓会代表理事 中村 充
神奈川県立元石川高校同窓会瑞穂会
事務局長 川原 大己 様
副会長 佐野 尋世 様
今回のにほんの同窓会のインタビューは神奈川県立小石川高等学校同窓会 瑞穂会の会長の塚本 新吾様・副会長の小金澤 秀行様・事務局長の杉崎 聡紀様にお話しを伺いました。
インタビューイ:会長の塚本 新吾様・副会長の小金澤 秀行様・事務局長の杉崎 聡紀様
インタビューア:中村 充(にほんの同窓会理事長)
中村:
今日は神奈川県立小石川高等学校同窓会 瑞穂会の役員さんに来ていただきました
同窓会長、事務局長、副会長のお3名にインタビューさせていただきたいと思います。
では、自己紹介をお願いいたします。
会長:
同窓会 瑞穂会 会長の塚本 新吾と申します。
どうぞよろしくお願いいいたします。
事務局長:
事務局長の杉崎 聡紀と申します。
よろしくお願いします。
副会長:
副会長の小金澤 秀行です。よろしくお願いします。
中村:
ありがとうございます。 会長どのぐらいされてるんですか?
会長:
同窓会の会長職として4年
中村:
4年もつづけられていらっしゃるんですね。その前も役員をされていた?
会長:
役員補佐という形で任期2年やっているので
まあ役員としては 準役員期間を含めると6年
中村:
6年ぐらい同窓会に携わっていらっしゃる
事務局長はいかがでしょうか?
事務局長:
私はどっぷり20年です
中村:
20年ですか?!
ちなみに今は神奈川県立元石川高等学校はどのくらい歴史があるのでしょうか?
事務局長:
今は31期生が入ってきてるんで
32年目になります。
中村:
(学校の歴史が32年目で同窓会に携わって)20年?
事務局長:
はい。
中村:
すばらしいですよね。
副会長はいかがでしょうか?
副会長:
そうですね。(会長と)同じくらいのキャリア?
会長:
そうですね。同じくらい。4年くらいですね。
同窓会に携わるようになったきっかけは?
中村:
同窓会の役員を6年や20年ほどされていて
なぜ、(同窓会役員を)やろうと思われたのでしょうか?
会長:
きっかけはですね
同窓会の役員の改選の時にですね たまたま私がその同窓会の総会に出席したんです
この同窓会の役員のつながりというのは学生時代の応援団のOBの繋がりなんです。
先輩すいません 役員の候補者がいないんですって言う
相談を事務局長から受けて
当時の応援団のメンバーは今でもつながっているので
片っ端から電話をして
「お前やれ」「お前やれ」「お前やれ」とそろえた
言った手前私も乗っからなきゃ、と言うことで
そのまま役員の方に入りました
中村:
「面倒くさいな」などは感じなかった?
会長:
あぁ…
「面倒くさい」と言うのは無かったですかね
応援団の縦のつながりは私からすると可愛い後輩たち
「面倒くさい」と言うよりは後輩が頼ってきた事については何とかしてやらないと
そっちの使命感が先立ちましたね
中村:
後輩のお願いであれば、という感じですかね
事務局長は以前、会長もされていたそうですね?
20年と言うのは想像がつかないのですが
事務局長:
辞めるに辞められなくなってしまった感じです。
僕は先生から「お願いします」と言われて始まった
私の前は同窓会の役員は居たものの、
同窓会の運営をしていなかった
名前だけでずっと残ってきたので
本格的に同窓会の活動を始めてほしいっていうので頼まれて始めて
今20年って感じですね。
中村:
先生から頼まれたケースはあまり聞いたことがない
事務局長:
私は学校が出来て10年くらいで入学したので
これから学校の歴史を作っていくために同窓会が必要だって先生が考えられて
その先生も次の年で学校を出るので
出た後は携われないんで、杉崎君だったらやってくれそうなんでやってくれないか
「最初の仕事は会報誌を出して欲しい」と任されたのがその仕事
中村:
じゃあその先生もかなり思い入れが?
事務局長:
創立の時からいた先生だったんで10年を経て学校でてしまうので
是非その学校残してほしいというか同窓会として運営して欲しいと言う話でした
中村:
神奈川県立元石川高等学校 同窓会 瑞穂会の同窓会報が
去年出たやつが18号
18年も会報を出し続けられて
大変なご苦労もされたかと思いますが、 まぁその話はまた後で伺います。
先に、副会長の同窓会に携わったいきさつをお伺いさせてください。
副会長:
僕はそもそも母校の野球を見に行った時にある方から
同窓会の役員の人数が足りないんだけども 手伝ってくれないかというお誘いを受けて
じゃあ1回、総会に出てみましょうかねと
総会に出席をして
会長と「一緒に役員やりましょう」と
役員補佐から同窓会に携わるようになりました。
会長同様に母校の後輩のために何かしてあげられる事はないのかなーっていうことから
同窓会に携わるようになったという感じですね
同窓会に携わり続けるやりがいとは?
中村:
頼んでもなかなか引き受け手がいない…。
同窓会の組織が大きい?会員数は何名くらいでしょうか?
同窓会:
(同窓会の会員数は)11,000名ほどです。
中村:
組織をまとめていくことはとても大変だと思います
また仕事もされている中でね。
一番仕事が忙しい時期の中で、(同窓会の役員を)引き受けることは
結構、大変なことだと思うんですよ その役を引き受けること自体がね。
仕事も忙しい中であの そこには何かこう
“やりがい”みたいなものがあるんですかね?
どうなんですか?
会長:
そうですね…。 年1回、総会をやるときには必ずは出席してくださる方がいらっしゃいます
それ以外にたまたま今年は来ましたよって言う方と
大体二つに分かれるんですけど
同じ学校で学んだ同級生では無いにしても先輩後輩の間柄にしても
一つの学舎の中で学んだ経験のある人と人とがつながるっていうところっていうものすごく素晴らしいもんだなと思っているんですね。
人と人の繋がりっていうのが
私自身の中ですと応援団の縦のつながりでずっと つながっているのが
学生時代、社会人と、だんだん年を追うごとに
絆って深まっていく。
それが何かあった時にあーあの時こうだったねっていう昔話から
例えば誰かが困ってるぞって言ったときに
そのつながりってものすぐ後で重要な意味を持ってくる
人と人の繋がりというのが
ずっとつながっていける環境があることは素晴らしいと感じますね。
中村:
昔の関係を今に活かす
深い繋がりがあった事が良くわかりますね。
事務局長はいかがでしょうか?
20年。先生から頼まれたと言われてもなかなか続けられるものではない…
事務局長:
私の場合は2つくらいあって
一つの自分向きなんですけど
ずっとその学校とつながってられるっていう点が大きい
卒業しちゃうとなかなか学校にも出入りが出来ないし
在校生と会話する機会も先生ともつながりがなくなってしまうので
役員であれば学校にも出入りできますし、
今の学校を知れると言う意味では
私にとっては好きな母校に携われることは嬉しい
もう一つは、同窓会でfacebookとかLINEをやっていて
(同窓会が運営しているSNSに)在校生や卒業生もコメントやいいねが返ってくるので
そこで、我々の活動が評価されてるって言うこともそうですし
結構頻繁に同窓会を開催するのでその時に(同窓会が)あって良かった
「名簿を提供してくれてありがとう」などの声があると やって良かったとやりがいを感じます
同窓会とSNS
中村:
SNSを内輪でやっているところは多いと思いますが、同窓会の本部で把握できてるのは
あまりないケースじゃないかなと思うんです
それぞれに同級生同士とか仲のいい友達だけと言うのはあると思うのですが
1万人の同窓会本部の中で
SNSを介してつながりを広げてるって言うのは現在の同窓会の組織では
珍しいんじゃないかなと思うんですね
もう少し詳しくお伺いできますでしょうか。
事務局長:
元々ホームページを同窓会で運営していて
ただホームページは更新に手間がかかる
管理が大変なので、それに比べるとfacebookの方が楽に情報が発信できるのと
(同窓会の会員の皆さんに)ある程度見に来てもらえるというか
日々の生活中でチェックしてもらえることがすごく大きな意味があって
どうせだったら「公式やっちゃおう」と…
LINEの方も同窓会は教育団体とみなされる組織は運用費がかからない
無料で利用できる
審査に出したら通ったので運用費がかからずに
プッシュ型の通知が出来るので(LINEを)始めたので
LINEの様にプッシュで出来るものと
受け身ですけどfacebookの様に日々の生活の中でその見てもらえるもの
二つを持つっていうことができたのはすごい大きい
我々にとっては運用負荷が無いんですよね
中村:
今はホームページの更新よりもSNSでの情報発信
身近ですよね。
事務局長:
今はあまりホームページで情報を取りましたと言う会員は少なくて
LINEとかfacebookで取る方が多いので
いち早くうちとしては手をつけたっていう感じです
会長:
我々の世代なんかですと、まだ紙の時代
紙の時代の私たちが卒業した時って同窓会はあまりピンとこない
同窓会って何だったっけ?なんて感じてた
でも何年か経ってくると
同級生は行方不明とか結構多い
連絡取れなくなってくる
今みたいにネットワークが発達している時代ならまだしも
当時は紙と固定電話の時代
紙の時代の私たちは人と人とのつながりが薄れているやっぱり世代なんです
でも何かのきっかけでその繋がりがまたつながるようにならないかなって
そういう思いも一つあります
そうする検索した時に
同窓会とか母校の名前「元石川高校」と
キーワードを入れれば何かしらヒットしてくる
「あっこんなのがあったんだ」と思ってもらえる
そうするとそこから
何期生の誰だれなんですけど
誰だれさん、探してますみたいな話もある
昔つながっていたけど、今は途切れている。それがまた元に戻るということができればな
そこでまた人と人のつながりが復活したら素晴らしいと思うんです。
中村:
昔を振り返ったときに、検索で出てくると
行ける所があるというか、聞くところがあるというか
そういう意味ではすごい同窓会の存在にってあるのかなと思いますけど
副会長は同窓会の役員をされていていかがですか?
ご自身で会社も経営されていて
副会長:
仕事との両立は、かなり厳しいです。
役員会など集まらなきゃいけない時に行けなかったことも多々あるんですけれど
そこはやっぱりみんなに申し訳ないなぁと ことの方が多かったですね
ただみんな寛容なので許してくれますから
今は携帯電話が
LINEとかもあって情報が共有できるので
そういう苦労は昔と比べれば無くなった、と思う。
同窓会運営での人間関係を作るコツは?
中村:
この同窓会役員さん達って
今回3名でお話してさせていただくことは初めてなんですけど
どうやったらこの人間関係がそんなに うまくいくんですかね?
役員の中で?
コンセンサスがすごくよく取れていると思うのですが…
事務局長:
でも…これ、結局もともとのそのつながりは
生徒会とか応援団っていう中で
縦の繋がりがあるのが大きいのと
うちだけが特殊なのことが分かんないですけど
まぁ結局同じ目的で集まってるのと
入口としては急に引っ張り込まれた人もいるものの…
まぁ入ってみると活動自体について理解が深まるので
ああこういう素晴らしい組織の中で
役員ができるだったら
自分なりに頑張ろうと言う後輩が多いような気がする
両先輩方もそうですけどウエルカムなので
「古い俺らについて来い」と言うやり方ではなく
新しい人に意見も入れて
新しい同窓会を作ってこうよって感じなんで
多分入りやすいし残りやすいんじゃないかなと
後輩からすると私はそう感じるんですけど
会長:
結構フランクなコミュニケーションをしていますね
お互いに先輩だからとか後輩だからと言う垣根は無い
各々全員が相手のことを全員が全員尊重して
会話をしているかなと言う風に私なんか感じます
中村:
杉崎事務局長が一番若いんですかね?
事務局長:
この(3人の)中では一番若いですが、
一番若いのは今、18歳ですよ
会長:
先輩に頼んでいくのが凄いなって…
事務局長:
今は年齢差が30歳位あるんですか?
今、一番若い役員は18歳だから…
会長:
46歳と47歳だから…
事務局長:
(どれだけ年齢差があっても)会話の遠慮はないです
(年齢差が)30歳あるんですけど…
副会長:
ないですね
結構ズバッと言いますね
会長:
でもそのズバッと来たのも、
「あーなるほど!そうなんだ」っていう感じです
副会長:
今の時代はそうなんだぁ…みたいな
逆に教わる感じ?
中村:
学ぶ姿勢もすごいですね
事務局長:
だけど我々わからないですよね、やっぱり…
僕もずっと若いと思ってたんですけど
まぁここでも20歳差があるので
感覚からずっと新鮮なんで
全員でもそういう受け方ですね
同窓会は学校の応援団
中村:
同窓会にずっと携わってて
会報誌出すにしても総会をするにしても
学校との関係とか色々なご苦労があると思うんですけど
よかったかと思うことはありますか?
同窓会をやってもお金をもらえるわけでもなし
ただひたすら奉仕の世界じゃないですか
そのモチベーションが保てる理由はありますか?
副会長:
そもそもこの3人ってみんなあの
野球部の応援をする応援団出身なんですけど
その応援団てそもそも
ただ単に応援するだけで何の見返りもないんですよ
中村:
そうですよね
副会長:
もともとのスタート地点がそこなんですよ…
中村:
なるほど
副会長:
だから何かやってて良かったなを求めてはいない
中村:
自分が中心じゃないんですね。
応援団なんですね
事務局長:
確かに学校の応援団かもしれないですね
副会長:
そうなってくるとOBを応援していこうか
在校生を応援していこうかと言う
イメージがもしかしたら皆あるかもしれません
中村:
そこで繋がってる
別に自分も目立ってやろうとか
そうじゃないですね
学校の応援団なんですね
卒業生の応援団であり… それは素晴らしいです
事務局長:
年会費を払っているから、その分返してくれって会員はいなくて
払った分を在校生に還元してやってくれって、
毎年話題に上がるので
どうしたらその分を投資してあげられるのかを考えてほしいとよく言われます
学校応援したいって気持ちが強い人が多い
中村:
役員の方がそう思われているから、
そう言うスタイルなんでしょうね
元石川高校 同窓会 瑞穂会ならではの特色
例えば政治家さんが会長をされていたりとか
名誉職としてされていたりね
古い学校なんかでは見かけるケース
大きな会社の社長さん
宣伝がてらとかね
そう言うケースが割と多い中で
今、お話しを伺ってあーなるほど、こういうケースもあるんだなぁみたいな
感じたところなんですけどねぇ
副会長:
やってて良かった、と言うのがそういえば一つ…
いっぱいある中の一つで
会報誌に僕が寄稿文という形で文章を出して
一緒に顔写真も出たんですけど
それを見て総会に
会いに来てくれたっていう人がいて
会報誌を読んでくれてるんだなとか
会いに来てくれたんだ、と嬉しいなと思いました
中村:
すばらしいです
なかなか総会って集まらないですもんね…
これからの同窓会について
中村:
これからの同窓会はどういう風になりますか?
会長:
うん非常に難しいですよね
中村:
どうなんでしょうか?
会長:
「紙」という媒体はだんだんなくなっていくだろうな
ひとつあるんですよ
我々の世代の上の人間からすると「紙じゃないとダメ」 と言う方もいらっしゃるんですよね
そことのバランスの取り方がすごく重要なんですが
これからどうなるかと言うと やはり電子化の波っていうのはもっと大きくなるんじゃないかなというふうに考えています
そんな中で、どういうふうなことをしてあげて
どういうことができればもっと同窓会を使って
卒業生の方々が利用してくださって
人と人との繋がりをずっと繋げていってくれるのか
我々も課題として感じているところです
やっぱり世代間ギャップというのは結構ある…
中村:
事務局長はいかがですか?これからの同窓会について
事務局長:
基本姿勢は変わらないと思いますが
在学の時から、どう同窓会を意識してもらえるのか?
っていうのを考えなきゃいけない時代なんだろうなと
我々のような若い学校は特にそうなのかもしれないんですけど
ここ数年学校がわと色々あって
いい機会だったんですが、 我々は私設団体で学校とは団体が違うんでっていうので運営を分けられてしまうんですけど
それじゃ成り立たない部分も多くあると学校側にも認識いただいたので
PTAと学校と我々(同窓会)とで連携をしてどうやって学校運営をしていくのかと
学校側と進めているところです
卒業してから同窓会と言う今までの流れではなくて
在学中を支援していることはいっぱいあるので
そこをどう生徒さん含めて保護者の方にも認識してもらえるかっていうのをやりましょう
学校と悩みつつやってるところなんで、その点です。
入った時から動作を意識してもらえる活動ができるかどうかと言う点を問われている
そこに力を入れて進めていく事になるかと思います
中村:
それは素晴らしいなと思います
在校している時には同窓会の存在を知らなかった
在学中からPTA、保護者さんを含めて同窓会の存在を
意識していただく、と言うのも独自だな、と…
他の学校にも広めていただいても良いのかと
卒業する時に同窓会について知らせるよりも
PTAって絶対的にありますよね
同窓会がそこに入っていくってあまりない
聞いたことが無いので、流石ですね
PTAと同じように同窓会も意識してもらう
活動の内容を意識してもらうという
他の学校でも使えるんじゃないかと思います
副会長はいかがでしょうか?
副会長:
今、学校の方に「社会人に学ぶ」という形で講師として役員が伺うことが多いんですけど
学校の先生とかPTAは上の学校に行きなさいっていう指導はするんですが、
どういう大人になりなさいって言う指導はされない
僕も在校生の時には「こういう学校に行きなさい」と指導は受けましたが
「こう言う職業につけなさい」などの指導は無い
おぼろげに高校時代に「こういう仕事がしたいんだけど、どうすればいいんだろうな」と言う疑問はあった
「けど、それは大学に入ってから考えればいいのかな」
専門学校に入ってから考えればいいのかなと思う人が多いんですけれど
高校にいる間にこういう方向に行ったほうがいいからこういう勉強しておいた方がいいとか
こういうことを今やっておいたほうがいい、例えば部活動のか委員会なのか…そういうことをやった方が将来役に立つよという
アドバイスを在校生にしてあげれればいいのかなと薄々感じています
中村:
それは良い…素晴らしいですね
副会長:
上の学校に行けばいいのかなっていうと…
中村:
学校とすればそれが目的ですよね
副会長:
上の学校の何学科を選んだらいいのかなとか
大学の時にこういう勉強した方がいいんだよ、とか
もうおじさんに僕らもなってきてますから
おじさん的にあの若い方に対してこういう風 やって行ったほうがいいんじゃないの?
親とか先生とかとは違うアプローチの
指導までは行かないんですよねアドバイスができれば
同窓会としては、良いのかなと思います
中村:
同窓会でどんな大人になりたいのか
例えばその講義とか講演会とかね
されてみても面白いかもしれないですよね
学校ではしない
どれだけテストの点数を取れるかが勝負
偏差値をどれだけ上げるか
会長:
元石川高校のカリキュラムの中には、社会人に聞くというカリキュラムがあって
年に一回、1時間
今こんなお仕事してて
何でその仕事に就いたの?など
そういうのを高校1年生の課程でお話しします
中村:
それは同窓会の中から行かれるんですか?
会長:
同窓会からほとんど
中村:
実際に行かれた?
会長:
実際に行って講師をしました
「社会人」として在校生の講師に
中村:
その時はどのようなお話をされるんですか?
会長:
色々ですよ。私はコンピューターシステムの会社であり人事のコンサルタントの仕事をしている中で
その時のお仕事の面白さであったり
辛さあったり、何が嬉しかったか
なぜその仕事をやりたかったのか
そういっエピソードを 相手は高校生ですから眠くならないように
時には笑いも取りつつお話をして
思いとしては、生徒さんたちが こういう大人になってほしい夢を持ってほしい
そういう思いから自分の職業について
他のあの後輩は介護のお仕事をして人間もいれば
他の色んな仕事に就いている
何でその仕事に就いているのか?など
そんなエピソードや社会人としてわきまえなきゃいけないことであったりとか
教育的な面で当然出てくると思うんですけど
一人一人その自分の想い想いをその各教室でですね あの1クラスだいたい40人名に向かって話します
今、8クラスくらいあるので8人の講師が
1時間、担当のクラスに行ってお話をする
中村:
そうですか。それは初めて聞きました。
それが将来のターゲットになる人もいるでしょうね
副会長:
生徒さんの一握りでもいいから、役に立っていればいいかなぁと思ってしゃべってますね
会長:
あの時にこんなことを言ってくれたのがもうすぐ心に響いたので私はこういう仕事につきましたってなったら最高ですよね
中村:
副会長は若くして独立されているじゃないですか
高校生の方で、俺は絶対社長になるんだという人も結構いらっしゃるんじゃないすかね
そんな話はされないんですか?
副会長:
将来社長になってみたいしていますかって挙手してもらったらいなかった…
安定を求めているので…
中村:
挙手をとってるって面白い講義ですね
副会長:
一方的にしゃべられると眠くなるので
たまに生徒に参加してもらう
まあ僕の時はそうですね…
三角関数とか将来絶対役に立たないよと思いながらがは勉強してたんですけど
社会に出たら三角関数知らないと大変だぞって話や
かなり笑いを取ろうと思って言ったんですけど、まじめに聞いてたって言う
最近の子は大人しいのでなかなか反応が薄いんですけど
中村:
それはすごい面白い授業ですね
会長:
講師を同窓会のメンバーがやるのは
最初、講師が集まらなかったんですよ
校長先生が企画して
地元の人とか地元の町会長さんにお願いする予定だった
地元の人にお願いしようとしていたら
誰一人集まらず…
同窓会の方に相談されたのがきっかけだった
中村:
良い関係ですよね
学校と同窓会が良い関係ですね
将来、俺もそこでみんなにね後輩に講義できるぐらいにがんばろうって思ってもらえるかもしませんね
同窓会に携わっている方へのメッセージ
中村:
同窓会に携わっている方や同窓会の役員をされている方へのメッセージなどをお願いいたします。
副会長:
元石川高校の同窓会役員は
結構同じモチベーションで動いてるのでそんなに苦労してないと思うんですけど
他の同窓会はどうなんだろと、僕らは気になるので
そういうネットワークができれば非常に良いのかなと思いますので
今後はねそういう他校の同窓会はどうしているのか
うちはこんな事で成功したんだけど、やってみますかとか
うちはこういうので失敗したからやらないほうが良い
情報交換ができる場があると非常にいいなぁと思います
中村:
今回みたいなケースになるほどなぁと 良くコンセンサスが取れてるな、とか
逆に全員が集まって来過ぎちゃって派閥ができた…というところもある
みんな母校思いで来てるけども意見が割れたとったりとか
派閥が出来ちゃった…それで悩んでいる同窓会もある
そう言った点を全然感じない、なるほどなぁと…
副会長:
もともと一つ理念がね 「(学校の)応援団だ」って言う…
主役が向こうにいる僕らが主役ではない
会長:
応援団の縦のつながりと
生徒会役員の縦のつながりがあって
2つのつながりが役員としてコラボレーションしたイメージ
副会長:
生徒会役員も見返りが無いもんね
中村:
そうですねぇ
会長:
ちなみに私も生徒会長をしていた
事務局長:
私も生徒会長でした
最近入ってくる子は全然関係ない子も入ってきます
副会長:
応援団組織が今は無くなって
母校に応援団組織がなくなっているので今はもう関係ない子が入ってきます
中村:
それはどうやって入ってくるんですか?
若い子が嫌がらないですか?
事務局長:
去年、その前から制度を変えていて毎年卒業生の中から1人役員補佐を選出してもらうってことになっています
若返りを図りたいので、強制的に選出してくださいと学校にお願いしている
我々はタッチしないで学校側で選出してください
3年間役員補佐で入っていただいて気に入れば役員として働いてください
そうでなければ3年でおしまいにしている
中村:
3年間だけば任務としてやってくださいと依頼している
事務局長:
でも入ってきた二人ともあの非常にモチベーション高くやってますし
もっと在校中に同窓会を知っておきたかったって言うのは今年入ってきた子なんですよ
こう言う活動してて、こんな風に在校生に対して支援してくれたのを知ってたら
全然違ったのにっていう話をしてくれたのは彼女なんです
そういった形でその毎年新しい人を入れていって3年間の中で意見をもらって
フィードバックを我々受けるみたいな
彼女たちはモチベーションも高いので実は次の人を誰にしようかっていうのも決めていて
来年はこの人を選んでくださいというの学校には伝えているんですよ
来年はあなたを指名するからって…
それは我々が別にお願いしたわけじゃなくて彼女が自分で
中村:
素晴らしいですね この子を次にって…
事務局長:
我々と一緒にやってもらうから…
こないだ会報の取材で行ったときにはその子が後輩の子をスカウトしてた
そんな感じですね
中村:
その子も頑張りますしね (自分でスカウトした)後輩も育てていかなきゃいけないですし
若い子が同窓会に入ってくれるのは…
会長:
そうなんですよ…なかなか無い
中村:
年配の方だけでやっているところも実際は…
60歳、70歳だけで固まっているとかね…
そう言うところもある中で、(スカウトしていくのは) 良いノウハウになっているんじゃないかと思いますね
理想の形じゃないかなと思うんですね
事務局長:
我々も良い意味で長く残るつもりは全然ないので
若い人がやってくれる流れが出来ればと思っています
でも、あと10年くらいはかかりそうですけど…
今後のビジョンについて
中村:
最後に今後のビジョンをお伺いさせてください
会長:
出来ることなら
母校の高校の体育館を貸し切って
卒業生の人が集合できたら…それでなんか盛大なイベントとか
体育館じゃなくてもいいんです
もっとでっかい話をすると武道館を貸切るとか
そんな夢がありますね
当時の思い出もあれば
イベントで
当時の人と人とのつながりがまた絆として太く繋がっていけばいいなと思いとビジョンですかね
中村:
ぜひ、それを実現したいですね。 武道館で同窓会ってすごいですよね。
会長:
そんなの最高かなと思いますけどね
夢ですからね
中村:
わくわくしますよね、なんかね
事務局長はいかがでしょうか?
事務局長:
僕も同じような感じなんですけど我々が発信じゃなく
卒業生の中から同窓会を全部集めてやりましょうっていう言葉が出てくるような会にしたいなと思っているので
そのためのお手伝いができるように名簿も管理してますし
人のつながりを持ってるつもりなのでは我々じゃなくて皆さんの方から
1万人を集めて何かをしたいっていうのが出てくる会の運営をしていきたいなと思っています
中村:
なるほどありがとうございます
副会長:
僕はそうですね
卒業生全員が集まれるようなあのシステムができればいいなぁと…
例えば僕なんかも独身時代何回も転居したので
会報が届かないっていう時期は当然あったんですけれども
たまたま母校の野球の応援に行って同窓会の役員になったから
住所変更を事務局に出さなきゃって出して会報が送られてくるということになったんですけど
やっぱりそういう住所変更をせずに転居されている方ってのはもう多数いると思うので
こういう活動をやってるって言うのをみんなに知ってもらって
全員が集まれるようなシステムができればいいなと
そこが夢かなっていう感じです
中村:
ありがとうございました