ゼロからのスタート、諦めなければ不可能はない:東京都立第一商業高等学校同窓会

今回のにほんの同窓会のインタビューは東京都立第一商業高等学校 同窓会の菊池敏郎会長にお話しを伺いました。

インタビューイ:菊池 敏郎会長
インタビューア:中村 充(にほんの同窓会理事長)

中村:
本日は都立第一商業高等学校同窓会 同窓会長の菊池 敏郎様に取材をお願いしました
本日はどうもよろしくお願いします

菊池会長:
よろしくお願いします

中村:
今年はもう100周年ということで、おめでとうございます

菊池会長:
ありがとうございます

中村:
100年の歴史を持つ同窓会の会長をされるというのは、結構大任だと思うんですけども

菊池会長:
そうですね

中村:
会長職というのはもうどのぐらいされてるんですか?

菊池会長:
正式には4年、5年ぐらいかな
私が75歳になった時なんですよね

まあ75歳はもう会社には存在しないという風に見られてるんだな...
ということで、それなら会社も行くの辞めましょうということで、
同窓会の方へ行くようになったんですよ

あの当時は私が事務局長やりましょうということで、
2年間は事務局長やって、3年目に正式な会長になったんですね

中村:
その前、事務局長されてたんですか?

菊池会長:
私が勝手にそういう組織作りをして、
事務局長の所在自分でやるようにしたんですよ

その当時の会長さんというのは何も言わないし、何もやらないし、
何も考えてないというような人だったので、
私が他の学校の同窓会をいくつか訪問して...
「他ではどういうことしてるのかな?」ということを聞いて、
それを参考にしながら、まず財政の確立
その当時うちは10,000円の賛助会費というのが、
75周年からスタートしてはいたんです

それがあるのでお金は十分だったんですけど、
先を見通すと10,000円を払ってくる人たちは、
どんどん亡くなってっちゃうわけですよ
若い人たちが払うとは限らないわけですよね

それともう一つ、
卒業生が卒業の時に払っていく終身会費ってあったんですね
その当時5,000円だったんですよ

それが他の学校に言わせると...
「何してんだ。今時10,000円ですよ」と
「月収も10,000円の時代があったわけですから、何ぼんやりしてるんだ」
みたいなことを言われて

たしかに物価とか比べると、
全然値上げをしてきてなかったということがあるわけですよ
それを直さなきゃいけない

中村:
その終身会費の値上げって難しいですよね
学校との今度話し合いが結構難しいですよね

(左)にほんの同窓会:中村 充 (右)東京都立第一商業高等学校 同窓会:菊池会長

(左)にほんの同窓会:中村 充 (右)東京都立第一商業高等学校 同窓会:菊池会長

進化し続ける同窓会

菊池会長:
学校とも話しなきゃいけないし、PTAとも話をしなきゃいけないし

色々話を聞いてくと、
在校生には金額の変更はできないということなんですよ

学校とPTAに話をして了解を取りましたけど、
来年入学してきた人が卒業する時なんですよ

中村:
今の在校生にはやらないで、
新しく来た生徒さんから導入をさせるということで、
了解を取ったわけですね?

菊池会長:
そうなんです
だから決まるのに1年ぐらいかかりましたけど、それから丸々3年後ですよ

今は実施してますけど
ただそれだけ値上げをするというのでは話が通らないので

中村:
5,000円を10,000円にしたら倍になったような感じしますよね
今結局いくらになったんですか?

菊池会長:
12,000円にしたんですけど
我々も年会費を集めるようにしようということで、
最初は2,000円と思ってたんですね

ところがある人が...
「年会費取るっていうことは、全員に対して呼びかけるわけだから、
これはこれで経費がかかるんじゃないか」と...
「そこは大丈夫か?」みたいな事を言ってくれた人がいまして
なるほどと思って、結局2,400円にしたんです

月200円ですよと
だからコイン貯金してちょうだいみたいなかたち

中村:
月200円の2,400円という考え方ですか

菊池会長:
そうそう
それをやるということに決めまして、
学校にはそれの半額分の10年分を卒業の時に払ってもらうと
「終身会費って言葉はもう使わないでもらいたい」と
「18歳の子供に終身会費って言葉使うのはおかしいよ」と

中村:
終身会費で取っちゃったら、もう終わりですもんね、会費としてはね
取れないですよね、終身ですからね

菊池会長:
そうそう
だから「18歳の卒業生に終身っていう言葉はおかしい」と

「同窓会の入会金に変えてくれ」と言ったんですけど、
その当時の校長は「いやいや、それでも触らんでくれよ」と

中村:
あんまり変えたくないというのは、
ましてや歴史がありますからね

菊池会長:
そういうのいじくると

中村:
ややこしい
嫌がりますよね
それはよくわかりますわ

菊池会長:
「嫌だとか払わないとか払うとか混乱するから触らんでくれ」...
という話なんですよ
この校長はあかんなと思ったんですけどね

中村:
校長先生が悪いわけじゃないんでしょうけど、そういうもんですよね

菊池会長:
それで校長も変わりましたから、
次の校長には「我々は2,400円の年会費にするんだ」と

中村:
月200円の年会費
2,400円の半額の10年分だと12,000円なんだ?

菊池会長:
そうそう
卒業してね

中村:
10年分の会費を半額に下げる、
年会費を半分にしてあげるよということで前払いみたいな

菊池会長:
だから先払い年会費といって12,000円に決めたんですけど、
「卒業して10年間ぐらいは...
同窓会の会費なんか払えるようになるわけないよ」と

中村:
大変ですよね
それどころじゃないですよね

菊池会長:
それどころじゃない
大学行ったり、就職したってまだペーペーの社員だからね

だから「10年間は払えることにならないんだから...
それを親に払ってもらうということで10年分だ」って言ったら、
校長は「そうか、しょうがないな」って言って了解したんですよ

同窓会会費について

中村:
値上げじゃないんですね
終身会費を年会費にして、
それの10年分を半額で払ってねということですね、要は

菊池会長:
先払いしてちょうだいと
3年になったら1,000円ずつ積み立ててもらって、
卒業の時に入会同意書というのを1人1人書いてもらうんですよ

中村:
これちゃんとみんな書いてくれるんですかね?

菊池会長:
それはしっかり頼んである

(左)にほんの同窓会:中村 充 (右)東京都立第一商業高等学校 同窓会:菊池会長

(左)にほんの同窓会:中村 充 (右)東京都立第一商業高等学校 同窓会:菊池会長

中村:
そこ結構悩んでるところ多いと思うんですけど

菊池会長:
ありますけどね
「卒業したら同窓会の会員なんだから、
会則が送られてくるんだから、みなさん住所書いてください」って、
先生がちゃんと書いてくださいって言って

中村:
学校の方からね
それやんないと難しいですよね

菊池会長:
そうするとみんな書いてくれるんですよ
それもらって、うちが名簿作って会報送ると
そういう段取りで

中村:
入会書じゃなくて、入会するかしないかじゃなくて、
入会の同意書なんですね
ここがちょっとポイントですね

菊池会長:
そうそう
財源はバッと大きくなったんですよ

中村:
それは違いますよね、5,000円と

菊池会長:
2,400円の年会費もあるし、卒業生の先払いもあるし
だから同窓会の活動規模は約2倍ぐらいになったんですよ

中村:
だって今、卒業生って何人いらっしゃる?

菊池会長:
今だいたい200人ぐらい

中村:
全体の同窓会の会員数ってどれぐらいいらっしゃるんですか?

菊池会長:
それは名簿からいえば2万7千何百人ですよ

だけど亡くなった方もいるし、
消息不明というか連絡着かなくなった人もいますから
会報は1万3千何百か送るわけですよ

最初の会報が発行されるまで

中村:
会報をちょっと先程拝見してたんですけど、結構なページ数、
60ページぐらいあるんですよね?これ

これ13,000人に送るって結構大変ですよね

菊池会長:
大変です

中村:
よく財政がと思って見てたんですけど

菊池会長:
それ70周年の時に募金をして、
それで学校がちょうど新築になった時ですよ

だから新築祝いということもあるし、
その時の同窓会の会長がしっかり金集めて、80周年のためにも金残そうとか、
色々考えくれて、その賛助会費10,000円というのがスタートしたんですよ

それが非常にたくさん集まってきまして、
私が会長になった時にも、
2,000万ぐらいの余剰金みたいなものがあるわけですよ

中村:
素晴らしい。すごいですね、寄付

菊池会長:
だから金残しといて活動してないというのはおかしな話じゃないかと
同窓会の活動というのは校歌祭に参加するだけなんですよ

中村:
校歌を歌うんですか?

菊池会長:
そうです
それで参加するぐらいしかやってなかったんですよ

中村:
これもはちやまになってますけども、このはちやま会会報
このはちやまというのは、これは同窓会の名前なんです?

ゼロからのスタート、諦めなければ不可能はない:東京都立第一商業高等学校同窓会

(左)にほんの同窓会:中村 充 (右)東京都立第一商業高等学校 同窓会:菊池会長

菊池会長:
町名

中村:
渋谷の?

菊池会長:
地名なんですけど

中村:
校舎のあるところの地名なんですか

菊池会長:
学校の地名なんですけど
みんなPTAでもはちやまって言ってるし、
みんなはちやまというのを使うんですけど

これが東京で初めて出来た商業学校でしょう
だから商家の子息が一時は6割もいたというぐらいに、
商家の息子さんたちが多かったわけですよ

中村:
場所的にもね

菊池会長:
そうそう
だからそういう意味でみんなが集う場所を作ろうと
クラブを作ろうって話になって、

目的は高等商業にもっていきたいということで人が集まって、
360人ぐらい集まったんですよ

中村:
そこは融資のところで、まずコアなとこですね

菊池会長:
そうです
それが高等商業はできなくなっちゃったもんだから、
結局社交クラブ、遊ぶ会になっちゃったんですけどね
それが非常に力を持っちゃったもんだから、同窓会は何もしない

中村:
そっちの方が同窓会みたいになっちゃってるわけですね
本来は違ったんですね?

菊池会長:
そうそう
そうやって大勢集まって、先輩後輩もいるわけだから
同窓会やったような気分になることは確かなんですよ

だけど学校に対しての支援とか、後輩たちの繋がりとかいうことじゃなくて、
集まってくる人間がいればいいじゃないかと
360人ぐらいいれば、
何かあったってすぐ100人ぐらい集まっちゃうんだから、
それで同窓会の気分でもあるわけですよ

他に同窓会というのもあるんですよ
あるんだけど何も活動できない
戦後全部焼けましたから

22年にバラックだけども校舎が出来て、復興祭というのをやってるんですよ
その時に同窓会総会というのが出来て、同窓会長ができてるんですよ

戦前の同窓会というのはあることはあるんだけど、
校長が会長をやってるんですよ
これ考えてみたら、旧制中学15歳で卒業ですから、
15歳の卒業生が同窓会の会長なんかできませんよ
だから校長が同窓会の会長やってきた

戦後になったら、その1期生なんかでも37、8歳ぐらいになってて、
ある程度大人になってるから、それで会長が生まれたわけですよ
だけどそれも37年に会報の発行をしたのが初め

中村:
37年なんだ?最初の

菊池会長:
そう
だからその間15年何してたのかって
何も残ってないんですよ

会報誌のインタビューについて

中村:
でもこの60ページの会報、毎年編集するというのは大変
やっておられますよね
全員に送ってるわけですよね?

菊池会長:
前々からこういう風だったんですよ

中村:
これありがちなパターンですね

菊池会長:
これじゃあ何だかわからない
もう毎号、毎号、おじいちゃんの会長と校長の顔写真で、
いつのだかも区別もつかない

これじゃあ全然おもしろくないというので、
やっぱし卒業生の中でそういうずば抜けて素晴らしい人がいるわけですから、
そういう人を取材して、そういう人を表紙にもってくれば、
みんなもさ、「よかったね」って思うでしょう
これ見たっていいとは思いませんよ

中村:
そうですね
これ取材記事が出てるんですね
39期の三菱商事の代表取締役副社長なんですね

菊池会長:
それでCFOって財務最高責任者ですよ

中村:
特にインタビュー記事なんかも、文字起こしもよくできてますよね
これは住所わかるところは送ってるわけですよね?

菊池会長:
もちろん

中村:
これ卒業生にもしあれでしたらPRしてもらって、
これ届いてない方、事務局の方へ連絡してもらえれば、
また届けられるようにできますもんね

せっかく卒業生にぜひみんな読んで
こんな卒業生がいたんだというのはみんな知らないと思うんですよね

菊池会長:
そうですよね

中村:
そういうことも出てますからね

(左)にほんの同窓会:中村 充 (右)東京都立第一商業高等学校 同窓会:菊池会長

(左)にほんの同窓会:中村 充 (右)東京都立第一商業高等学校 同窓会:菊池会長

菊池会長:
その前は31期の人なんですけど、
早稲田を卒業してブラジルに行った人なんですけど、

ブラジルからパラグアイに変わって、
パラグアイに根を下ろして自動車の輸入とか色々活動をして、
日本人街の代表もやって、大統領から惚れられちゃって、
「日本行って、日本の大使をやってくれないか」と

中村:
日本大使?

菊池会長:
うん
だからパラグアイの国籍取ってるんですよ
それで大統領の代理で中日特命全権大使か何かですよ

8年間やったんですよ
だから日本とパラグアイとのいろんな交流を盛んにして、
学生交流もやったり、移民もだいぶたくさんいるんですよね

中村:
これ同窓生で古い人でこういう偉くなったりとか...
いろんな名誉な人というのは、どうやって探してくるんですか?
情報入ってくるんですか?

菊池会長:
それはいろんな資料もあるし、自薦他薦もあるしね
それで広報委員長やってた人が100周年を記念して、
「卒業生の中で特別な著名人と言っていいような人を...
100名ぐらい集めたい」って言うから、
それはぜひやってくれと

中村:
いいアイディアですね
著名人を100名集める
おもしろいですね、それ

菊池会長:
「だけど100人で終わらないよ。だからいくらでもいいじゃないか」
って言って、今230人ぐらいいますよ

中村:
それを専門に探した人がいるんですね?

菊池会長:
いるんです
基準としては一部上場の役員以上

中村:
一部上場の役員以上って結構難しいな

菊池会長:
二部上場の社長さんとか、後はのれんの古い有名な店とか、
特殊な分野で特別になった人とか...
いろんな人をピックアップしてくると、結構いるわけですよ

中村:
そうすると卒業生も名誉ですよね、こんな人が自分達が
言えば同窓会員で同じ会員の中にいるわけですからね

菊池会長:
そうそう

中村:
これ取材は同窓会から申し込むんですか?

菊池会長:
申し込むんです、もちろん

諦めなければ不可能はない

中村:
僕聞きたかったんですけど、改革をしていく時には当然、
会費の値上げにしても、会報厚くするにしても、いろんな改革をしていく中、
新しいことやろうと思ったら、その反発もあるわけじゃないですか
今までとは違うという
これはどうやって乗り越えて行くんですかね?

菊池会長:
反発というのは何もなかったんですよ、全然

中村:
今まで通りでいいとか、
改革をしていく時というのは、そういうのはなかったんですか?

菊池会長:
それはもうそういう風にしてくれって言うんですよ
「12ページでも入りません」というのがあったけど、
「だったらもう差し込みでどんどん情報入れてこうや...
次はもう差し込みじゃなくて、
もうページ制限しないからどんどんやってくれ」
ということで頼むわけですよね

中村:
要するに一任なんですかね?

菊池会長:
そう
やっぱしこれしか連絡のツールがないわけですから

中村:
そうなんですけど、なかなか

菊池会長:
これをよくするのが1番なんですよ

中村:
そう思うんですけど、
なかなか変えるのは大変だったなと思うんですよね

菊池会長:
それは私が今までやってきたことは全部新規の開発なんですよ

中村:
新規の開発?

菊池会長:
人から仕事を受け継いだことは1回もないんですよ

中村:
その精神なんでしょうね

菊池会長:
全て新しいことを考えて、
0からスタートで仕事を作り出してきてるんですよ

だから全部不可能はないと
やればできる
どんなことでも考えて考えて、
手尽くして段取り組んでやってけば出来るという思いはありますから

中村:
不可能はないか
0からのスタート
なるほど

菊池会長:
やる気あればできるんですよ
諦めなきゃできるんですよ

中村:
諦めない

菊池会長:
そうそうそう

中村:
この会報の先程見た学校への寄付に、
援助とかいうのもそうですけど、
有名人に聞くとかいうやつも、
よく同窓会にそんだけ動いてくださる方がいっぱいいらっしゃるんですね
スタッフが
事務局はあるんですよね?別に

菊池会長:
事務局は今学校の近く移した方がいいって言うんで、
南平台に事務所持って、この間おいでいただいた

中村:
近所の
あれが同窓会事務局として借りちゃってるんですか?

菊池会長:
そうです
だから家賃と、女性事務員も入れてますから、
300万は固定的にかかるんですよ

中村:
300万?

菊池会長:
300万
だから収入を増やすことを考えながら、活動費用を賄って活動を大きくする

中村:
やっぱりその財政基盤を最初にきちっとしといて、
いろんなアイディアで同窓会を活性化して

菊池会長:
会報も前の会報委員長が12ページだけでずっとやってきてるから

中村:
だいたい普通こんな感じですよね、高校の会報っていったら

菊池会長:
「そんなに情報集めても入りません」って
「ノーだ」って、こういう意見があったわけですよ

だからそうじゃないよと
「どうしても12ページじゃなきゃダメだって言うんだったら、
別刷りにして、挟み込みして送ろうや」と
それで今度委員長交代して、
次の委員長には「いくらでもいいからやってくれ」と
もう会報をよくすることがね

中村:
これを改革してったんですね、会報を

菊池会長:
会報をよくすることが同窓生に感じてもらえることなんですよ
これよくすれば「同窓会がんばってるな」...
ということに思ってもらえるわけですよ
こんなものばっかしやってたらなんのこっちゃって

東京都立第一商業高等学校 同窓会:菊池会長

東京都立第一商業高等学校 同窓会:菊池会長

中村:
改革はできないですよ
このパターンになって結構経つんですか?

菊池会長:
僕が会長になってからですから

中村:
会長になってからこういう風にしたんですか

菊池会長:
そうです

中村:
すごいな、その改革も

菊池会長:
それと、昔はこれを...
「君のとこなんぼぐらい送れるか?」という、
こういう手渡しで発送してもらうという

中村:
お金かからないですからね
でも行ってるかどうかわからないですけどね

菊池会長:
それはクラス代表とかいろんな世話役人がいるじゃないですか
僕は同期会の代表というのにさせられてきちゃってるから、
いつも380とか受け取って、自分で折ったり
これ三つ折りにして定型封筒に入れて送ってたわけですよ

中村:
昔はそうでしょうね、定型しかないですからね

菊池会長:
そうやってたわけですよ
それで切手代も負担させられたりしてやってたんですけどね
だから大した数行かないですよ

だから僕は各期で名簿の足りないところは、
だいたい誰がまとめ役かでわかりますから、
そこ行って「名簿出してくれ」と言ってもらいに行って、集めて
それで一括DMという風なかたちをまずヤマトでやったんですよ
ところがやっぱ郵便局の方が転送してくれる場合がある

中村:
そうですね
宅急便じゃあ転送はしてくれませんからね

菊池会長:
だから戻りが少ないのでやっぱり郵便局にした方がいいねということで、
郵便局の人に来てもらって、やってもらいたいと
うちは年間10万通以上の枠で値段をもらえちゃったんですよ

中村:
会長、これもし卒業生に向けてでも
2万7000人いらっしゃるんですが、
1万人以上にはこれ着いてるんですけどね
何か会長の方から高校100周年ですし、何か同窓会員様に向けて何か一言

菊池会長:
第一商業同窓会の会長の菊池です
今年は100周年を迎えますので、
みなさんで協力して立派な100周年行事にしたいと思っております
ぜひ参加の申し込みをしていただきたいと思います

また同窓会の会報は、
昔のこういう会報から今はこういう立派な会報になっております
みんなの協力のおかげでいいかたちで同窓会も発展しておりますので、
みなさんのお力添えをぜひまたよろしくお願いしたいと思います
お互いにがんばりましょう

中村:
ありがとうございます
続いて、他の同窓会に向けて、役員さんとかに向けて...
何かメッセージをいただければと思うんですけど

菊池会長:
東京の都立の高等学校では同窓会の連絡協議会というのをやってまして、
年に2回みんなが集まって情報交換をしたり、
会報の交換をしたりして、
お互いによくなるような方向で集まりをしています
東京だけじゃなくて他の地域にしても、
他の学校と協力をするという体制を組まれることが...
非常にいいんではないかなと思います
常に協力し合うということが大事なのではないかなと思いますので、
輪を広げていただく...
ということでやっていただくのがいいんでないかなと思います